
◆第65回きさらぎ賞・G3(2月9日、京都競馬場・芝1800メートル)
クラシックを目指す素質馬がエントリーした第65回きさらぎ賞・G3(同、京都)に、サトノシャイニングが出陣する。
東京スポーツ杯2歳Sで逃げて2着のサトノシャイニングが、注目の始動戦だ。その前走は、杉山晴調教師が「できれば逃げたくなかった」と振り返ったが、落鉄もしながら、次戦でホープフルSを勝つクロワデュノールの3/4馬身差に粘り、高い能力を示した。
前走後は「難しい馬なので、詰めて使いたくない」(杉山晴師)と3か月間の休養で充電。1週前追い切りは新コンビの西村淳が騎乗して栗東・CWコースで3頭併せを消化した。一番後ろから追走し、強めに追われて6ハロン81秒2―11秒2でグランドプラージュ(3歳1勝クラス)に1馬身半先着。ゴール後も1角手前まで気合をつけられていた。
見守った指揮官は「折り合いや口向きが難しいので、確認してもらいました。見ている限りスムーズで、前走から変わらずきています。(初の)右回りが課題ですね」と指摘。同じ右回りの皐月賞(4月20日、中山)に向けて、どんな競馬をするか目が離せない。(玉木)