
第75回ダイヤモンドステークス・G3は2月22日、東京競馬場の芝3400メートルで争われる。実績のあるステイヤーが顔をそろえて、実力伯仲といったメンバー構成だ。
昨年の菊花賞で2着に好走したヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)が主役候補。長く脚を使ってまくった走りからスタミナは豊富で、4歳馬の伸びしろは魅力だ。
昨年のこのレースの3着馬で、前走のメルボルンCで鼻差2着に大健闘したワープスピード(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父ドレフォン)が相手筆頭。豪州伝統のG1・メルボルンC(芝3200メートル)で2着の実力は本物で、逆転も十分だ。
23年のこのレースの3着馬で、前走のステイヤーズSで2着に好走したシルブロン(牡7歳、美浦・稲垣幸雄厩舎、父トーセンジョーダン)は、復調ムードを漂わせる。東京コースで計3勝を挙げており、力を出し切れれば上位争いは十分だ。
前走のステイヤーズSで3着に好走したダンディズム(セン9歳、栗東・野中賢二厩舎、父マンハッタンカフェ)も古豪健在だ。大崩れしない安定感が武器で、流れに乗って圏内をうかがう。