
中山11R・スプリングステークス・G2・馬トク激走馬=ダノンセンチュリー
22年セレクトセールにおいて2億1000万円で落札されたフィエールマン産駒。キング騎手を迎えた2月2日の東京・芝1800メートルの新馬戦では向こう正面で先頭に立ち、悠々押し切った。「スタートからすぐにスピードに乗ってくれた。最後もいい脚を使ってくれたし、賢い馬」とジョッキーはセンス、メンタルを高く評価した。前半1000メートル63秒2の緩い流れの中でもしっかり折り合い、直線上がり33秒7の脚で再び加速したレースぶりは高く評価したい。
2月26日に外厩・ノーザンファーム天栄から帰厩。1週前は今回コンビを組む戸崎騎手が騎乗し、美浦・Wコースで4歳1勝クラスを相手に余力十分の手応えで併入した。デビュー前の追い切りに騎乗したことがある戸崎騎手は「馬は成長して感じがいい。もともと身体能力があると思っていてレベルが高い」と絶賛。直前も長めから脚を伸ばし、上々の走りを披露。万全の態勢だ。右回り、2戦目の重賞チャレンジと、心配はあるが期待が上回る一戦。