ブラックな世代(栗東)

2017年の有馬記念で優勝したキタサンブラック中山競馬場
2017年の有馬記念で優勝したキタサンブラック中山競馬場

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今日も「前振り」なしウィークです。早速、本題へ行きたいと思います。

 早速、2歳馬の情報から。今日は福永厩舎の取材会が行われました。各馬の詳しい話はしっかりとまとめてから、お伝えしたいと思いますが、先週のゲート試験で合格したイニシオ(牡、父キタサンブラック、母ウインミレーユ)は明日、放牧に出されるとのこと。今日の栗東にG1レーシングさんで、母に米G1勝ち馬を持つザタイムハズカム(牝、父キタサンブラック、母ワッツダチャンセズ)が、明日の栗東に菊花賞3着だった母を持つトゥルージョワ(牡、父ロードカナロア、母ディヴァインラヴ)が入ってくるとのこと。続々と動いていますね。

 さて、今日は友道厩舎の1回目。いきなり、大物系から紹介していきましょう。まずはデルフィニア2の23(牡、父キタサンブラック)ですね。馬主はエムズレーシング。兄に今年のシンザン記念を勝ったリラエンブレムがいて、昨年のセレクト1歳セールで国内史上2位の5億9000万円がついた「あの馬」です。正直、乗り始めは少し遅れているとのこと。「そこからは順調です。セリの時は線の細い、軽い感じのキタサンブラックという感じだった。ここからペースを上げていって、うまくいけばどこか夏にゲート試験を受けて、11月あたりにデビューできれば」と友道調教師。。馬体自体は当然ですが、非常にいいらしんですよね。ここから春、夏にどれだけの成長を加えてくるかでしょう。

 続いてもエムズレーシングとのライン。ファディラーの23(牡、父キタサンブラック)です。祖母の産駒に独G1馬がいる血統で、セレクト当歳セールで3億8000万円がつきました。友道調教師はクラシック路線で、かなり期待を持っています。早ければ夏にゲート試験を受けて、秋にデビュー予定とのこと。当初は(母父の)モンズンのコロッとした感じがあったようなんですよね。「だんだん背も伸びてきて、キタサンブラックっぽくなってきた。重さもなくなってきた。いい方に向いてきました。そんなに大きくもない。現在で440キロぐらいかな。楽しみ。距離は保ちそう、1800メートル以上という感じです。期待しています」と本格派としての期待を寄せます。

 あとはサンデーRのブラックオリンピア(牡、父キタサンブラック、母ピノ)です。母は豪G1馬。牧場での評価が非常に高いとのことですよ。「早めにこっちへ持ってきます。距離は保ちそうなので、夏の早い時期ではなく、1800メートルが出てくる時期から。すごくいいけど、大きいです。530~540キロぐらいあるんじゃないか。すごく動きもいいみたい。見た感じもいいですよ」と育成からのいい報告を笑顔で教えてもらいました。あと、ジュンゴールドやジュンブルースカイなどが兄にいる、いつもの血統と言える【ジュントップヒトミの23(牡、父キタサンブラック)もいます。

 ということで、今日はキタサンブラック産駒4頭をご紹介。恐らく、今年の2歳馬はキタサンブラック産駒がイクイノックスなどの活躍で「走る」と評判になってから種付けされた世代。恐らく、繁殖の質がグンと上がっているはずです。他の厩舎を取材していても、血統レベルが本当に高い。コントレイルに話題をさらわれても、やっぱりキタサンブラックなんてこと、十分にありそうです。

 実は明日、今年最初のPOG動画を撮ることになっていて、来週にも公開予定。その中で取材の感触的にオッと思った「ある牡馬」について語る予定です。その馬については来週以降のブログで触れますね。今日はここまで、また明日です。ではでは

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