
昨年10月にJRA騎手を引退した藤田菜七子さんが4月16日、門別競馬場で行われたイベント「開幕サンクスデー」に参加。現役を退いて以降、初めて表舞台に登場した。
この日はホッカイドウ競馬のYouTube生配信番組「なまちゃき」(13時50分~15時20分)に出演。レースの予想を披露したほか、現在は宮崎県在住であることを明かした。
その後のトークイベントでは冒頭に「みなさまにご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪。その内容について触れることはなかったが、近況報告では、体重を気にしてヨガやピラティスをしていることを明かすなどし、これからについて「私なりに競馬界に恩返しができれば」と話していた。
藤田さんは2016年3月、JRAでは史上7人目の女性騎手としてデビュー。初の重賞勝利、年間勝利数などJRA女性騎手の記録を次々と更新し、藤田さんにあこがれて後輩の女性騎手が次々とデビューするなど、第一人者として活躍。昨年7月にはJRA職員との結婚を発表して公私で注目を集めたが、昨年10月9日の週刊誌報道で複数回にわたり調整ルーム内にスマートフォンを持ち込んで通信していたことが発覚。騎乗停止処分を受けて引退を発表した。現役時代のJRA通算成績は重賞1勝を含む166勝。
昨年11月には自身のインスタグラムで「今後につきましてはまだ何も決まっておりませんが、許されるならば、今後の競馬界の益々の発展に、私なりに尽力させていただけたらと考えております」とつづっていた。