
ニュージーランドTのルージュラナキラは7着でした。脚を余した前走とは違い、好位から真っ向勝負の正攻法。ただ、結果的にマイルでは脚をためて、しまいを生かす形の方がいいかもしれません。距離はこなせると思いますし、今後の成長を期待したいですね。
今週の皐月賞はローランドバローズに騎乗する予定でしたが、挫石のため回避となりました。目先のことより、まだ先のある馬ですから仕方ありません。兄にウィリアムバローズを持つ血統背景からダートでデビューしましたが、本来は軽い走りをする馬。ここ2走と同じように、復帰後は芝のレースでも通用すると思っていますし、また改めてですね。
土曜のアンタレスSはホウオウルーレットに騎乗します。2走前のプロキオンSは展開不向きでも差を詰めて4着。しっかりと脚を使えていましたし、徐々に良くなっているのは感じます。ただ、重賞では自ら勝ちにいくより、自分の競馬に徹して、どこまで差を詰めるかというタイプ。広い阪神に舞台が替わるのは歓迎ですし、精いっぱい最後の脚を引き出すだけです。(JRA騎手)