楽しみな布陣(栗東)

セリエンホルデの23(牧場提供)
セリエンホルデの23(牧場提供)

 こんにちは、山本です。今週は今日も栗東に残ってのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨夜のこと。矢作調教師が厩舎の公式Xで、フォーエバーヤングのドバイで起こった出来事について、主催者側に送った質問&要望書、及び回答書を公開しました(その内容については当社HPにある別記事をご覧ください)。最初、このXで公開されたのが現地へ送った質問&要望書の原文。つまり、英語なのです。正直、あれだけ長い英語を訳さないといけないなんて状況は大学受験以来。大学に入ってからも「僕は日本人だから」なんていう屁理屈をふりかざし、まともに英語なんて勉強してないですからね。

 まぁ、翻訳アプリに頼り、必死に読み解きましたが、細かいニュアンスはなかなか難しい。どうしようかと頭を抱え、それでも執筆しようかと思った時でした。その10分ほど前だったか、Xに日本語訳したバージョンがアップされているじゃないですか。苦闘した時間を思い出し、ドッと押し寄せてきた何か妙な疲れ…。この国際化時代の中、自らの無力ぶりを思わぬ形で知りました。ちなみにX公開後、少しだけ電話で話した矢作師に「センセイ、出来れば日本語訳が出ることを事前に教えていただければ…」とぼやいたワタクシ。やはり、情けない。

 ということで、そろそろ本題へ。まずはお知らせです。実はこの後、先日公開したPOG動画の第2弾の撮影を行います(ワタクシと坂本に、ゲストも入ります)。で、前回の動画を見ていただいた方はご理解いただけるかと思いますが、あの撮影後に多忙な矢作センセイに2歳馬について聞く時間を少し作ってもらいました。一応、前回からの流れもあるので、矢作厩舎の情報はまず動画で話そうかな、と。撮影では気になる馬を3頭ほどになるでしょうか。もちろん、その後は当ブログでもしっかり書きますので、よろしくお願いします。

 さて、ここから本当に本題。今日は橋口厩舎に触れましょう。現2歳世代のラインアップ、なかなか豪華です。まずはセリエンホルデの23(牡、父エピファネイア)。兄にシュネルマイスターがいる血統で、セレクト当歳セールでは3億円がつきました。馬主は田畑利彦さん。「血統馬で大物感があって、走りそうな雰囲気はめちゃくちゃありますね。父がエピファネイアなので、やはり目指すところはクラシックですね。デビューは遅くはならないでしょう」と橋口調教師。当然、王道路戦を見据えます。

 続いてはアーレムアレス(牡、父ハービンジャー、母スターズインヘヴン)です。姉はアイドルホースで人気がありましたね、今春引退したアーテルアストレアです。馬主はフィールドR。「父がハービンジャーになって、芝なのかダートなのか非常に迷うところですね。馬体は伸びがあってアーテルアストレアに似ていますし、距離がもちそうなので、芝の長いところで走ってくれればとは思っています」と適性を探りつつ、楽しみにしているようです。そうそう、厩舎ゆかりでいえば全兄にセイウンハーデスがいるニシノサリーナ(牝、父シルバーステート、母ハイノリッジ)もいますよ。

 もう一頭、血統馬を。タイムレスフレアー(牡、父ポエティックフレア、母タイムトラベリング)です。兄にはホープフルS勝ちのタイムフライヤーがいます。「いい馬ですね。乗り込みが進んでいて、雰囲気も兄に似ている気がします。芝のマイルあたりでいいのかと思います」とのこと。新種牡馬の父の傾向がちょっと読めませんが、評価はいいようです。

 続くはリアライズルミナス(牝、父シルバーステート、母ジュルビアン)です。馬主は今福洋介さんで、近親にはロードカナロアがいます。セレクションセールでは4600万円で落札されていますね。「すごくいい馬ですね。育成牧場でもとてもいい動きをしています。軽い走りで芝が合っていそう。マイルから2000メートルくらいだと思います」とかなり評価が高いようです。

 速攻系候補ならゼフィルス(牝、父シスキン、母ケアレスウィスパー)でしょうか。馬主はケイズジャパン。兄にトーセンバジルがいる血統で、セレクト1歳セールでは4000万円でした。「だいぶ進んでいる組で、ノーザンFで乗り込んでいます。スピードがかなりありそうなタイプですね。かといって、1200メートルというような感じでもないので、マイルくらいがいいのかなと思います」と分析していますね。

 最後は話題を集める新種牡馬のコントレイル産駒。ゴッドアイ(牝、父コントレイル、母ジェルミナーレ)ですね。馬主はミカエルパシャなどを持っている迫田美果子さん。セレクト当歳セールで3100万円でした。すでに栗東近郊まで移動。「乗り込みも十分。少し線が細いところはありますが、成長してきたら、かなりやれそうです」と期待しているようです。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京9R・4ユキワリザクラ(前回は進路を確保できず、少し追い出しが遅れた。それでも、昇級戦で2着。素質上位は明らか)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都2R・8ハイクオリティ(前回はさばくのが遅れたが猛追。十分に砂適性示した)

京都10R・9パシアンジャン(前走は発馬でロス。得意の京都で)

福島12R・5アドマイヤイル(攻め馬動く大型馬。砂変わりで本領発揮)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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