
【東京11R・フローラステークス】◎ヴァルキリーバースから入る。今回と同じ舞台の前走はレース前からテンションが高く、スタートで挟まれる不利。普通なら惨敗してもおかしくない状況だったが、向こう正面から一気に動いて2番手まで押し上げると、直線は後続の追い上げを危なげなく退けた。2着馬は次戦で1勝クラスを快勝し、3着馬はG2で2着。内容だけではなく、レースレベルを考えても高く評価できる白星だった。
今回は中8週とこれまでで最も間隔が詰まったローテーションだが、美浦・Wコースでの1週前追い切りは6ハロン78秒9―11秒3で自己ベストを更新。今週は古馬3勝クラスに馬なりで先着と態勢は整っている。
課題だった精神面についても田中博師は「少しずつ気性的に大人になってきて、調教でも落ち着きが出てきた印象」と成長を実感。3連勝での重賞初挑戦Vに期待する。
ゴーソーファーは1800メートル以上で《1》《1》〈3〉着。前走のG3でも末脚は目立っており、東京替わりは好材料。2戦2勝とまだ底をみせていないブラックルビーが続く。