
クリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=は4月26日、エネルジコ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ドゥラメンテ)に騎乗した東京11Rの青葉賞・G2(芝2400メートル)で1着になり史上10人目、外国人騎手では初となるJRA通算2000勝を達成した。9085戦目での達成は武豊騎手の1万81戦を超え、最少騎乗回数など記録づくしだが、実はもうひとつの節目の大記録を達成していた。
それはJRA騎手初の令和1000勝。19年5月1日に元号が平成から令和に替わり、ルメール騎手は今年4月20日までに999勝を挙げていた。26日は4、2、5、3、2着と足踏みが続いたが、青葉賞でJRA2000勝と最速の令和1000勝を同時に達成した。
02年12月7日のJRA初騎乗から平成最後の日の19年4月30日までの勝利数は、ちょうど1000。平成最後のJRA開催日だった19年4月29日、新潟5R(エクセランフィーユ)で1000勝を達成し、その日の6R以降は勝っていなかった。令和になってもハイペースで勝利を積み重ね、日本の競馬史に大きな足跡を刻んだ。
◇令和の騎手JRA勝利数ベスト5◇
1位 ルメール 1004勝
2位 川田 将雅 865勝
3位 松山 弘平 703勝
4位 戸崎 圭太 637勝
5位 横山 武史 625勝
※4月27日終了現在。
◇平成の騎手JRA勝利数ベスト5◇
1位 武 豊 3878勝
2位 横山 典弘 2684勝
3位 蛯名 正義 2454勝
4位 福永 祐一 2190勝
5位 柴田 善臣 2163勝
※集計期間は1989年1月8日~2019年4月30日。