
【東京11R・エプソムカップ】◎ドゥラドーレスから入る。今年初戦に予定していた中山金杯を除外されて難しい調整を強いられた前走だったが、完勝と言える内容。道中は行きたがる面を見せたが、直線は大外から上がり最速で前残りの流れを楽々と差し切った。3歳時に毎日杯3着、菊花賞4着と能力の高さを示しながら屈腱炎を発症。2度の長期休養を経てつかんだ6歳でのオープン初勝利で、能力に陰りがないことを証明した。
美浦・Wコースの1週前追い切りは6ハロン80秒9―11秒0。自己ベストを更新する好時計で、今週も坂路で力強い動き(53秒0)を披露した。3戦ぶりにコンビを組むルメールが「重賞レベルの馬」と高く評価する良血が、連勝で待望の初タイトルを手にする。
デビットバローズは去勢効果がてき面。ここ2戦のリステッドでは前々走が首差の惜敗で、前走は2馬身半差の快勝。やめる面を見せなくなった今なら重賞でも好勝負。ダノンエアズロックは全3勝の東京替わりに、新馬戦以来となるレーンとの再コンビも魅力だ。