
こんばんは、坂本です。今日は美浦トレセンからお届けしています。今日はちょっと忙しいので、いきなり本題へいかせていただきます。
それでは田中博厩舎の2歳の話題を。良血馬のサレジオ(牡、父エピファネイア、母サラキア)は、5月8日にデビューへ向けて帰厩しました。初陣はルメール騎手とのコンビで6月15日の阪神・新馬戦(芝1800M)に決まり、陣営の期待度の高さがうかがえますね。5月14日に美浦・Wコースで併せ馬で追い切り、6ハロン85秒7―12秒0をマークしています。田中博調教師は「コースで併せ馬をして、ちゃんと走れてよかったです」と、コースでの1本目としては、まずまずの感触だったようです。POG的に話題を集めそうな一頭なので、しっかりとチェックしていきたいですね。
そのサレジオと併せ馬をしたサトノボヤージュ(牡、父Into Mischief、母ジョリーオリンピカ)も、なかなかトーンは高そうです。6月14日の東京・新馬戦(芝1400M)か阪神・新馬戦(芝1200M)がデビュー戦の候補に挙がっており、田中博師は「しっかりした馬。この時期にしては仕上がり早で、十分に動けそうです。1本目は十分に余裕のある動きをしていました。あと4週間あるので、しっかり仕上げていきたいです」と語っていました。スピードタイプで楽しみですね。
ユマハム(牡、父コントレイル、母カルティカ)は、5月頭から美浦・坂路で乗り始めて、5月15日は56秒5―12秒3をマークして追い切っています。以前に取材した際にはじっくりとトレセンで課題を修正していくということでしたが、「ようやくこれから調教をやっていける状態になりました。走りのフォームが悪かったり、トモ(後肢)のはまり、ハミ受けの雑さなどを取りきることを主眼にしてやってきて、これからは中身をつくる段階にいけると思います」と教えてくださいました。22年の菊花賞馬アスクビクターモアの半弟という血統で、こちらも楽しみな一頭です。
フィンガー(牡、父Gun Runner、母エスティロタレントーソは、5月1日に入厩していますね。血統的に「ダート路線で」と指揮官は語っていましたが、まずは5月15日にゲート試験に合格しました。「まだ途上だと分かっていてトレセンに入らせていますが、その割にはいい動きをしています。楽しみな素材。9月の中山あたりでおろせたら」とのこと。秋以降のデビューへじっくりと成長を待つようですが、感触は良さそうでしたね。
シーギリヤロック(牡、父リオンディーズ、母リラヴァティ)も、5月3日に美浦トレセンに入厩して、5月15日にゲート試験に合格しました。この後は成長を促すために放牧に出される予定ですが、祖母シンハリーズ、16年のオークス馬シンハライトを叔母に持つ血統馬で、今年の田中博厩舎のラインアップはなかなかのものがありますね。
それでは今日のところはこのへんで。
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