
今年も大好きな函館にやってきました。年によっては肌寒さを感じる時期ではありますが、今年は蒸し暑い感じです。早朝の時間帯の調教でもジャンパーなどを羽織らなくても、と思うこともあります。
芝コースに実際に入り、感触を確かめましたが、約1年使っていないだけあって、馬場はふかふか。馬の脚元に優しそうな、非常にいい状態です。ただ、芝丈自体は長いので、パワーも必要でしょう。恐らく、極端に時計が速いレースにはならないと思います。やはり、心がけたいのは内めをロスなく。現時点で前半だけの参戦になりそうなので、開幕週からしっかりと存在感を示したい。
今年から初日の土曜日に行われる函館スプリントSはプルパレイに騎乗します。今週の追い切りはオープン馬ですから動くのは動きますが、洋芝が合いそうな印象を受けました。力を出せる状態にはあると思います。ただ、重賞で勝ち切るとなると、枠や展開など何らかの条件の後押しが欲しいところ。うまくタメを利かせ、最後の脚を引き出したいですね。(JRA騎手)