東で西で北で…(栗東)

オラヴィンリンナ
オラヴィンリンナ

 こんにちは、山本です。今日は梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、つい先日のこと。栗東にて飲み仲間のS社のSクンと、関係者のお二方と飲み会がありました。行ったのはワタクシたち記者がよく使っているお店でもあり、そこには焼酎の一升瓶のボトルをキープしてたりする。お店の方もそこそこ飲むのは分かっているから、水割りまたは炭酸割りでもジョッキをくれたりします。で、この日は場所の都合上、ワタクシがお酒を作ることになったのです。

 実はねぇ、昔から酒を作る時に、ちょいちょい先輩から割り方が「濃すぎる!」と指摘、いや、注意を受けてましてですね。まぁ、Sクンを始め、今や後輩がすっかり多くなった記者仲間との飲み会では「まっ、濃くても大丈夫やろ」というノリで作っていますが、今回は一応、接待する立場という認識。妙に慎重に作った結果、非常にソフトで薄めな酒が次々と作られたかと思われます。いやね、心の中では「(お酒を)もうちょい入れても…」と考えたりもするのですが、こういうところがビビリなんですよ、実は。まぁ、おかげさまで翌日の追い切りは全く酒の影響もなく、すっきりといけたのですが、2日前も書いたように今週の栗東は雨だらけ。少々、二日酔い程度の方がよかったかな。

 と、うっかり暴言を吐いたところで、そろそろ本題へ。明日から函館が開幕。3場開催が復活。2歳戦も徐々にレース数が増えていきます。

 まずは東京5R。吉岡厩舎からオラヴィンリンナ(牝、父シルバーステート、母サイマー)が出走します。芝、ダートの二刀流ホース、サンライズジパングの妹ですね。この馬はゲート試験の時から、吉岡調教師の感触がずっとよかった。「芝、ダートのどちらかは分かりませんが」と前置きしながらも「牝馬でも、すごくしっかりしているし、力強さがあります。いい動きをしています」と期待が伝わってきました。ちなみに今週の追い切りは坂路で57秒8―13秒3ですが、前週の土曜日にしっかり時計を出す「本追い切り」をこなすのが吉岡厩舎のスタイル。その時計は51秒0―12秒1と非常に優秀でした。ここは関東のドリームコア(確かにVTRではいい動きだった…)が人気を集めそうですが、いい仕上がりで出せると思います。

 あと、吉岡厩舎は来週の阪神芝マイルにオーロラボレアリス(牝、父コントレイル、母エスキモーキセス)が川田Jでスタンバイしています。先週、吉岡調教師に「まだ、しっかりしていない面があるので徐々に良くなれば」と聞いていましたが、時計を見る限り、出るようにはなってきましたね。こちらも明日の追い切りの内容に注目したいですね。

 続いては函館5R。杉山佳厩舎からファニーバニー(牝、父シスキン、母カゼルタ)が出走します。「ノーザンファームでしっかりと乗り込んでくれて、いい仕上がりで出せそうです」と杉山佳調教師。お父さんの傾向も含め、この距離でどうなのかが気になりますが、力を出せる態勢にあると言えそうです。ちなみに15日の函館5Rに出走するマーゴットミスト(牡、父ビッグアーサー、母フジワンキララ)も「BTCで十分乗ってきましたし、緩さはありますが、このお父さん特有の面もあります」と状態は悪くなさそうです。

 あとは阪神5Rか。こちらは先週も軽く書いたけど、福永厩舎のダイヤモンドノット(牡、父ブリックスアンドモルタル、母エンドレスノット)です。先週の更新でも福永調教師の高い評価をお伝えしましたが、「追って脚を使える。短差しやね」とのこと。スピードを道中でうまくため、しまいの伸びを生かすような競馬を思い描いているような感じでした。

 ここからは少しだけPOG情報。友道厩舎では昨日のXでお伝えした通り、函館でマイコンプリート(牡、父エピファネイア、母パシオンルージュ)がゲート試験に合格しました。「最初はエピファ産駒らしい前進気勢が旺盛なところがあったみたいだけど、徐々に環境に慣れて、ゲートも問題なかったようです。悪くないみたいです」と友道調教師。気性面に留意しながらですが、そこをカバーできる厩舎力は実績が示す通りでしょう。

 栗東ではドゥデュースの妹になるシェリデュース(牝、父シルバーステート、母ダストアンドダイヤモンズ)がゲート試験に合格しました。「まだ、ひ弱なところがあるけどね…」と切り出しつつ、これが血の成せる業なのか、「入ってから、ずっとカイバを食べていた。環境が変わっても関係なかったし、これはたいしたもの」と笑顔。体のサイズなど牝馬っぽい感じで、偉大な兄とはタイプが違いますが、こちらも第一歩にホッとひと息。

 この2頭、競馬場でのお披露目、つまりデビューは秋になりそうです。友道厩舎は全体として、今年の2歳は早くても8月あたりの初陣になるんじゃないかな。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

阪神1R・13エーデルワイス(初戦は骨っぽい相手で目を引く末脚で、いかにもデビュー戦といった感じ。慣れ見込める2戦目なら)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

函館1R・5レーヌドフルール(こちらも前走の伸びが目を引いた馬。2戦目でスムーズに流れに乗れば)

函館9R・7シュバルツマサムネ(自己条件なら力上位。前、前でも立ち回れる)

東京10R・4ジョディーズマロン(前走は流れが不向きだったが、しまいはジワッと伸びていた。叩き良化型で前進必至)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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