
◆第32回函館スプリントS・G3(6月14日、函館競馬場・芝1200メートル、良)
北海道開催の幕開けを彩るサマースプリントシリーズ第1戦は16頭で争われ、2番人気のカピリナ(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ダンカーク)が、直線の競り合いを制して重賞初制覇を飾った。勝ちタイムはコースレコードの1分6秒6。
芝1200メートルを3勝し、今年2月に重賞初挑戦のシルクロードSで2番人気4着。前走の愛知杯(中京・芝1400メートル)は1番人気で3着だったが、3度目の重賞挑戦、得意の距離でタイトルを手にした。戸崎圭太騎手は同レース初勝利。
鼻差の2着は3番人気のジューンブレア(武豊騎手)、3着は10番人気のドンアミティエ(丹内祐次騎手)が入った。
松若風馬騎手(ペアポルックス=5着)「スタートを決めていい形で進めたが、時計が速く、枠の差が出た。内に潜り込む選択肢もあったが、僕の選択ミスでした」
酒井学騎手(カルチャーデイ=6着)「行けたら行こうと思っていたけど、ペースが速いと思って控えた。以前は控えるとエキサイトしていたが、我慢できていた」
佐々木大輔騎手(モリノドリーム=9着)「開幕週で時計が速く、外枠は厳しかった」
松岡正海騎手(ウイングレイテスト=11着)「体が減っていたし、トモ(後肢)の踏ん張りがひと息だった。体を戻して次、頑張りたい」