【しらさぎS・山下の特注馬】マイルで真価を発揮するレーベンスティール 

レーベンスティール
レーベンスティール

◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神・芝1600メートル)

 昨年まで米子Sとして行われていたレースだが、今年から新設重賞の「しらさぎS」として行われる。阪神競馬場の所在地である兵庫県の世界遺産で、国宝にも指定されている姫路城の別名「白鷺城」がレース名の由来だそう。非常に美しい城で、ぜひ一度訪れることをおすすめします。

 ここはレーベンスティール(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)に期待したい。昨年はエプソムC、オールカマーを連勝。だが、その後は天皇賞・秋で8着、前走のアメリカジョッキークラブCでは12着と、本来の走りができていない。

 巻き返すべく、今回は栗東トレセンに滞在して調整が進められており、1週前追い切りも迫力十分の動き。いい頃の状態に戻っていると判断している。初のマイル戦になるが、穂苅助手は「ワンターンのコースは合っていると思います」と不安はない様子だった。芝1800メートルではこれまで6戦して3勝、2着2回、3着1回と全て3着以内。マイル戦でより力を発揮する可能性がある。(山下 優)

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