
こんばんは、坂本です。今日は美浦トレセンから自宅に帰ってからお届けしています。
そんなわけで中年男性である私の「暑い、暑い」というひねりのない愚痴を書いてもしかたがないので、すぐに本題へいきましょう。夜も遅くなってきますからね。今日は手塚久厩舎です。
先週の東京の芝1600Mで新馬勝ちしたリアライズシリウス(牡、父ポエティックフレア、母レッドミラベル)は、二の脚の速さでハナを奪い、7馬身差の圧勝デビューを飾りました。新種牡馬の産駒としても脚光を浴びましたが、このブログでも何度も取り上げてきたように調教通りの走りでしたね。手塚久調教師は「距離は2000メートルくらいまでもつかな」と、今後へ期待を膨らませていました。宮城・山元トレセンに放牧に出して、次走についてはこれから検討していくということでしたが、夏の終わりなのか秋なのか、気になるところであります。いずれにせよ楽しみですね。
そして同じ今福洋介オーナーのリアライズタキオン(牡、父ルヴァンスレーヴ、母タイムハンドラー)は、今週土曜日の東京6R・新馬戦(ダート1400M)で初陣を迎えます。美浦のWコースと坂路で乗り込まれており、今週の最終追い切りではしまい重点とはいえ、Wコースでラスト1ハロン11秒2を馬なりでマークしています。指揮官は「動きはいい。新馬戦から走れそうです。気性は大丈夫。切れとかいう感じよりは、ダートで良さが出そうです。勝ち負けになっても」と、トーンはなかなかでした。
また6月8日の東京の新馬戦(芝1800M)で2着に惜敗したアウダーシア(牡、父キズナ、母リリーノーブル)は、6月11日に放牧に出ています。そして同じく6月8日の東京の新馬戦(芝1400M)で3着だったディアダイヤモンド(牝、父サートゥルナーリア、母スカイダイヤモンズ)も放牧に出ています。この2頭について指揮官は「次はもっといい勝負になる」と、次こそはという感触が伝わってきました。
函館や福島デビュー組の話題へいくと、アイムスティルミー(セン、父ダノンバラード、母チェリッシュユー)は6月12日にゲート試験を合格しています。7月12日の函館・新馬戦(芝1800M)を予定しています。また同じく6月12日にゲート試験に合格しているハイヤーマーク(牡、父ブリックスアンドモルタル、母ハイヤーアプシス)は、7月13日の函館・新馬戦(芝1200M)を目指しています。ハイヤーマークについて指揮官は「カーッとするところはあるけど、スピードがあって短距離タイプでしょう」と評価しています。
そしてマルターズディオサの23(牡、父ドレフォン)は、6月12日にゲート試験に合格して、そのままデビューに向けて進めていくそうです。母は20年のチューリップ賞や紫苑Sなど重賞2勝を挙げています。母も手がけた手塚久師は「福島の最後か新潟の最初あたりを考えています。筋肉量が多くてムチッとしていますが、芝から使ってみます」とイメージしています。お母さんが紫苑Sを勝った時に馬券を取らせてもらった思い出が個人的にはありますが、そんな私のどうでもいい話を抜きにしても楽しみな初子です。
パルストリス(牝、父ドレフォン、母ブラックパイン)は、福島開催中の芝1200Mでのデビューをイメージしています。あと血統馬でPOG的に注目を集めていそうなチルチャンプ(牝、父キタサンブラック、母ダンダラ)は、年内にデビューできればという感じのようです。母はイギリスの短距離重賞の勝ち馬です。手塚久師は「一番最初にトレセンに入れるつもりが、ひと頓挫あって手術することになりましたからね。秋か年内にデビューできればと思いますが、これは走るよ」と気になるトーン。やはりモノは良さそうですね。
それでは今日のところはこのへんで。