
東京11R・府中牝馬ステークス◎ラヴァンダから入る。2走前の阪神牝馬Sは格上挑戦だったこともあり、序盤でポジションを取り切れなかったのは仕方なし。直線は目立つ伸び脚で鼻、鼻差のタイム差なし3着まで追い上げた内容は重賞級のパフォーマンスだった。
自己条件に戻った前走は押し出される形で初めて先頭に立つ不本意な形。2着だったとはいえ、稍重馬場に2000メートルも合わなかった印象だ。
1ハロン短縮は間違いなくプラスで、今回は良馬場で走れそうなのも好材料。中3週だが調整は順調で、今週の栗東・坂路では軽快なフットワーク。51秒6―11秒9の好時計を馬なりでマークと力を出せる仕上がりにある。3歳時にはフローラS2着に秋華賞4着。タイトルを手にする力は十分だ。
セキトバイーストの前走は外枠からでもスムーズに運んで3馬身半差で圧勝。こちらも昨年、チューリップ賞2着、ローズS3着の実績があり、V圏内の一頭だ。カニキュルの前走は4角3番手から上がり最速32秒9で突き抜けた。斤量52キロは魅力で、課題の折り合いさえスムーズなら好勝負に持ち込める。