東京大賞典 GⅠ 2022年12月29日(木) 大井競馬場 15:40 発走 ダ2000m

出走表

東京大賞典の出走表はこちら

予想

【報知新聞社・大上賢一郎記者】

大上賢一郎記者

◎メイショウハリオ
〇ウシュバテソーロ
▲サンライズホープ
△ノットゥルノ
△ショウナンナデシコ
馬複流し ⑤-⑥、⑩、②、⑧  4点

4連覇のオメガパフュームが引退した今年は、がぜん混戦模様。帝王賞で、チュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズなど猛者たちを一蹴したメイショウハリオを中心視する。浜中騎手は「道中は理想通り。最後は歯を食いしばって頑張ってくれました。トップのメンバーだと思うので、勝ったのはいい自信になります」とコメントした。JBCクラシックは5着と敗れたが左回りが敗因。得意の大井で巻き返しを期す。重賞での実績はないが器が大きい走りが魅力のウシュバテソーロが2番手。精鋭ぞろいのJRA勢を中心に馬券を組み立てたい。

大上賢一郎(おおうえ・けんいちろう)1969年3月7日、徳島県生まれ。BSイレブン競馬中継出演中。競馬歴34年、競馬記者歴13年。本命、穴に関係なく勝つ確率が最も高いと信じる馬に本命を打つスタイル。

【フリーアナウンサー・田中歩】

田中歩
田中歩

◎ウシュバテソーロ
○メイショウハリオ
▲サンライズホープ
△ノットゥルノ
△カジノフォンテン
△ショウナンナデシコ
馬単マルチ流し ⑥=⑤⑩② 6点

こんにちは!いつも報知新聞のコラムを読んで下さっている皆様ありがとうございます。

年末の大一番、東京大賞典!今年最後のGIを的中で締め括るべく、張り切って予想させて頂きます。

まず注目しているのが、ウシュバテソーロです。前走のカノープスSでは後方待機から内に包まれるような厳しい展開の中、4コーナーで外へ持ち出すと素晴らしい加速力と共に一気に前を飲み込む豪脚で、メンバー中上がり最速の37.3秒をマークしました。この時直線で右手前のまま走っていたので、手前を替えていたら更にタイムが縮まっていたことでしょうし、大井競馬場は初コースとなりますが、この馬の強みである末脚が長い直線で弾けてくれそうです。ダート転向後4戦3勝と未知の魅力を秘めていて初のGIでも楽しみな一戦になるでしょう。オメガパフュームが引退した今、新星誕生となる予感がしています。

もちろん人気の一角である帝王賞勝ち馬、メイショウハリオはマークが必要ですが、前々走みやこSではこれまでの先行策から差す競馬に変更して、自在性を備えたサンライズホープも見逃せません。上がりの時計が優秀で、直前の追い切りでも坂路で好時計を出し良い反応をみせています。

またノットゥルノもこのコース適正はJDDで証明済み。右回りが得意で斤量にも恩恵がありますし、巻き返してくるでしょう。

田中歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、グリーンチャンネル「海外競馬中継」など各メディアで活躍中。父は皐月賞馬ロゴタイプなどを管理した美浦の田中剛調教師。

【桜花のキセキ・成瀬琴】

成瀬琴
成瀬琴

◎ウシュバテソーロ
〇メイショウハリオ
▲ショウナンナデシコ
△カジノフォンテン
△ノットゥルノ
馬複 ⑥-⑤、⑧、⑨、② 4点

皆さんこんにちは!馬事文化応援アイドル「桜花のキセキ」の成瀬琴です。
早速ですが皆さんに共感してほしいのが″競馬ファンは開催されるレースによって季節の移り変わりを感じる″ということ。
時が経つのは早いものであっという間に年末、東京大賞典の季節。
最後にきっちり予想的中して2022年を締め括りたいものです。
12月29日に行われる東京大賞典ですが、東京大賞典といえばダートレースの一年の総決算として位置づけられます。
昨年はオメガパフュームが見事4連覇を飾りましたが、さて今年はどうなるのでしょうか。

私の本命はウシュバテソーロ。
4走前からダートに転向し、そこからは4戦3勝と砂の舞台で本領を発揮している一頭です。
何よりも彼の魅力は強烈な末脚。
初のダート戦となった横浜Sでは上がり3ハロン34.0と圧巻の数字をマーク!
今回の舞台となる大井2000mは最後ゴールまでの直線386mと地方競馬では最も長いコースなので、その末脚を光らせる絶好のチャンスだと思います。
重賞初挑戦、そして地方初挑戦、未知の部分は大きいですが、ここでひとつダート界の新興勢力として頑張ってほしいです!

買い目はウシュバテソーロ軸で相手にメイショウハリオ、ショウナンナデシコ、カジノフォンテン、ノットゥルノに流した馬複。
全頭の無事を祈りながら皆さん一緒に今年の東京大賞典も楽しみましょう。

成瀬琴(なるせ・ こと)茨城県出身。馬事文化応援グループ「桜花のキセキ」のメンバー。ばんえい競馬予想動画「ばんば塾」をはじめ、各予想イベントなどで活躍中。乗馬技能認定3級。父は昨年年度代表馬エフフォーリアを管理する美浦の鹿戸雄一調教師。

【報知中穴予想】

◎ウシュバテソーロ
〇メイショウハリオ
▲ショウナンナデシコ
△ノットゥルノ
△サンライズホープ
馬単流し ⑥-⑤、⑧、②、⑩ 4点

オープンのブラジルC、カノープスSを連勝中のウシュバテソーロは、前走では重賞の安定株ヒストリーメイカーを全く相手にしない完勝を決めた。ダート転向後4戦3勝。父オルフェーヴル譲りの持続力ある息の長い脚でライバルをねじ伏せる競馬がセールスポイントだ。前走騎乗の横山和生騎手は「うまく乗れたわけではないですが、馬の力に助けられました。素晴らしいパフォーマンス」とコメント。無尽蔵のスタミナを武器に今年のメンバーなら一気の天下取りがあっていい。相手は帝王賞勝ち馬のメイショウハリオ、同じオルフェーヴル産駒のショウナンナデシコにも警戒。

【報知大穴予想】

◎サンライズホープ
〇ウシュバテソーロ
▲メイショウハリオ
★ショウナンナデシコ
△ノットゥルノ
3連単1頭軸マルチ ⑩-⑥、⑤、⑧、② 36点

サンライズホープは昨年のシリウスSで重賞初V。ブリンカー装着3戦目で集中力が増し、早めに先頭からの押し切りだった。先月のみやこSでは、上がり馬ハギノアレグリアス、東京大賞典4連覇オメガパフューム、ハピ(後にチャンピオンズC3着)を下し、重賞2勝目。左回りベターのイメージを覆し、手ごわい相手との戦いを制した。前走のチャンピオンズCは外を回って、最後は伸びあぐねたが幸騎手は十分な手応えを感じたようだ。今回はダークホースの位置づけで思い切った作戦が取れるのはプラス。乱戦に乗じた大駆けがあっていい。

注目馬

JRA

メイショウハリオ

牡5歳、栗東・岡田稲男厩舎、18戦7勝【7・2・2・7】
父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ
馬主=松本好雄
生産牧場=三嶋牧場

初の重賞挑戦となった2021年みやこSで重賞初制覇。今年初戦のマーチSを勝ち、GⅠ・帝王賞は、直線で抜け出し、チュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズの強豪を抑えて優勝した。浜中騎手は「トップのメンバー相手に勝ったのはいい自信になります」とコメント。続くJBCクラシックは5着と敗れたが、「左回りだと走りのバランスが良くない」ことが敗因と陣営の談。右回りで巻き返しを期す。

ノットゥルノ

牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎、9戦3勝【3・2・0・4】
父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:アンブライドルズソング
馬主=金子真人ホールディングス
生産牧場=下河辺牧場

交流重賞・兵庫チャンピオンシップ2着後、放牧に出し、絶好調で挑んだジャパンダートダービーを優勝。日本ダービーをドウデュースで勝った鞍上の武豊騎手は、2002、2005年に続く3度目の芝&砂のダービーVの偉業を飾った。日本テレビ盃(7着)は動き切れず、チャンピオンズCは「いい位置で流れに乗れましたが、ペースが遅くなったので」(武豊騎手)と8着と敗れたが、3歳馬でまだ上積みも大きい。得意の大井で見直しが必要。

ウシュバテソーロ

牡5歳、美浦・高木登厩舎、26戦6勝【6・1・5・14】
父:オルフェーヴル
母:ミルフィアタッチ
母の父:キングカメハメハ
馬主=了徳寺健二ホールディングス
生産牧場=千代田牧場

10月のブラジルC、11月のカノープスSをいずれも完璧な内容で連勝中。ダート転向後4戦3勝と陣営の狙い通り、砂の舞台で本領を発揮してきた。父オルフェーヴル譲りの持続力、パワーがセールスポイントで、前走騎乗した横山和生騎手は「素晴らしいパフォーマンス。このまま無事に順調にいってほしいです」と最大級の賛辞を与えていた。無尽蔵のスタミナを誇り、持久力勝負で浮上する。

ショウナンナデシコ

牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎、25戦9勝【9・3・5・8】
父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー
馬主=国本哲秀
生産牧場=天羽牧場

今シーズン一気にブレイクした父オルフェーヴルの5歳牝馬。1月のTCK女王盃で2着に入ると、3月のエンプレス杯で重賞初制覇。5月のかしわ記念で、ソリストサンダー、テイエムサウスダン、カジノフォンテンなど強豪を尻目に逃走劇を決め、GI初制覇を飾った。その後もJBCレディスクラシック3着など、今年8戦すべて3着以内、充実一途だ。大井、2000メートルともに問題はなく天下取りも。

サンライズホープ

牡5歳、栗東・羽月友彦厩舎、21戦7勝【7・2・0・12】
父:マジェスティックウォリアー
母:オーパスクイーン
母の父:スペシャルウィーク
馬主=松岡隆雄
生産牧場=ヤナガワ牧場

先月のみやこSでは、ハギノアレグリアス、1番人気に推された東京大賞典4連覇中のオメガパフュームを下し、昨年のシリウスS以来の重賞2勝目を挙げた。幸騎手が「スタートでトモ(後肢)を滑らせ後方から。普段と違うレースでしたが、いい勝ち方でした」とコメント。チャンピオンズCは外、外を回って、ラスト失速6着も「こういう競馬を続けていけばチャンスはある」(幸騎手)。無欲の一発の予感は濃厚に漂っている。

地方

アトミックフォース

牡6歳、船橋・山下貴之厩舎、32戦9勝【9・4・1・18】
父:ワークフォース
母:タックスシェルター
母の父:フジキセキ
馬主=(株)レックス
生産牧場=社台ファーム

JRA時代は、未勝利から地道に勝ち星に重ね、14戦目で新潟大賞典2着、続くエプソムカップで5着と、重賞Vまであと一歩と迫った能力の持ち主だった。地方・船橋に移籍後は、2戦目の皐月盃から日刊ゲンダイ賞まで破竹の5連勝。ダートにも完全に対応した形で、勢いのある現況でのGⅠチャレンジは非常に楽しみだ。

カジノフォンテン

牡6歳、船橋・山下貴之厩舎、28戦12勝【12・2・2・12】
父:カジノドライヴ
母:ジーナフォンテン
母の父:ベストタイアップ
馬主=吉橋興生
生産牧場=登別上水牧場

一昨年の2着馬。2番手から直線粘り込みを図り、最後は首差、オメガパフュームにかわされたが、のちに4連覇を成し遂げる絶対王者を最も苦しめた一戦だった。2021年のかしわ記念以来、勝ち星がなく、やや往年の勢いを欠くが、得意の舞台で、積極的に運んで活路を開く。

参考レース

勝島王冠

(大井・ダート1800メートル=不良馬場)
1着ライトウォーリア1:51:68人気
2着リンゾウチャネル212人気
3着カジノフォンテン1 3/41人気

御神本騎手とコンビを組むカジノフォンテンが1番人気、昨年の東京ダービーを制したアランバローズ、羽田盃Vと同じ舞台で初の古馬との対戦に挑むミヤギザオウが続くメンバー構成。レースは逃げたアランバローズが直線で失速したところを、2番手追走から捕えたライトウォーリアが優勝。4コーナー5番手から追い上げたカジノフォンテンは、2着リンゾウチャネルもかわせず、3着止まり。

チャンピオンズカップ

(中京・ダート1800メートル=良馬場)
1着ジュンライトボルト1:51:93人気
2着クラウンプライドクビ4人気
3着ハピ1 1/46人気

連覇を狙ったテーオーケインズが1番人気。グロリアムンディがムーア騎手への期待もあり2番人気の支持、3番人気はダート転向4戦目のジュンライトボルト。大外枠からレッドソルダードが逃げ、緩みない流れ。直線残り350メートルで、2番手に控えていたクラウンプライドが先頭、一気に突き放す。インからハピ、そこへ勇躍テーオーケインズが襲いかかるが、いつもの迫力がなく伸びあぐねる。そのさらに外からジュンライトボルトが一気の加速で伸び切り、デビュー9年目の石川裕紀人騎手とともに「ブラボー」なGⅠ初制覇を飾った。友道康夫調教師が意外にもダートGⅠ初の優勝だった。2着、3着にクラウンプライド、ハピ。王者テーオーケインズは4着に敗れ、V2の夢は散った。

みやこステークス

(阪神・ダート1800メートル=良馬場)
1着サンライズホープ1:51:611人気
2着ハギノアレグリアスアタマ2人気
3着オメガパフュームクビ1人気

オメガパフュームが1番人気、ハギノアレグリアス、ハピが続いた。レースはウィリアムバローズが逃げて、緩みない流れを作り、ハギノアレグリアスが好位、オメガパフュームは最後方から進める。勝負どころから追い通しのサンライズホープは4コーナーで外を回し、残り200メートルで先頭。パワフルなフットワークで、迫るハギノアレグリアス、オメガパフュームをねじ伏せた。前に行って集中力が切れるレースが続いていただけに「いつか試したかった」(幸騎手)という後方からの競馬で重賞2勝目を手にした。単勝90・7倍の11番人気の低評価を覆し、新境地を開拓した一戦だった。ハギノアレグリアスが2着、追い込んだオメガパフュームが3着に入った。

JBCクラシック

(盛岡・ダート2000メートル=良馬場)
1着テーオーケインズ2:02:11人気
2着クラウンプライド2 1/2 2人気
3着ペイシャエス1 1/4 4人気

絶対王者テーオーケインズが断然人気。UAEダービーを制したクラウンプライド、帝王賞Vメイショウハリオが続いた。好スタートで主導権を取ったのはクラウンプライド。2番手にフィールドセンス、直後にペイシャエス。テーオーケインズとメイショウハリオは縦長の中団追走した。そのテーオーケインズは向正面からスパート。直線の入り口では逃げるクラウンプライド、2番手のペイシャエス、直後にテーオーケインズ。直線で一気に加速したテーオーケインズが、2着のクラウンプライドに2馬身半の差をつけてゴールに飛び込んだ。3着は粘り込んだペイシャエス。

帝王賞

(大井・ダート2000メートル=良馬場)
1着メイショウハリオ 2:03:35人気
2着チュウワウィザードクビ3人気
3着オメガパフューム1 1/22人気

9頭立てながら、昨年の覇者テーオーケインズ、東京大賞典4連覇オメガパフューム、前走のドバイワールドカップ3着のチュウワウィザードが顔をそろえた豪華メンバー。先手を奪ったのはオーヴェルニュ、2番手にクリンチャー、3番手にテーオーケインズ。メイショウハリオがその直後に構え、チュウワウィザード、オメガパフュームは後方。向正面でスワーヴアラミスが進出すると一気にレースが動き、内のチュウワウィザード、真ん中をメイショウハリオ、外のオメガパフュームの3頭が激しく追い合った。メイショウハリオが残り100メートルで先頭に立ち、そのままゴールに飛び込む殊勲。首差の2着はチュウワウィザード、さらに1馬身半差の3着にオメガパフューム。テーオーケインズは伸びあぐねて、3着から4馬身差の4着。

かしわ記念

(船橋・ダート1600メートル=稍重馬場)
1着ショウナンナデシコ1:38:92人気
2着ソリストサンダー1 1/2 5人気
3着テイエムサウスダン31人気

前走フェブラリーS2着のテイエムサウスダン、ダートグレード2連勝中のショウナンナデシコ、3年前のフェブラリーS勝ち馬のインティ、昨年の優勝馬カジノフォンテン、前年武蔵野ステークスVのソリストサンダーなどが人気を集めたメンバー構成。1番枠から久しぶりに逃げる形に持ち込んだショウナンナデシコ。2番手の外にテイエムサウスダン、直後にカジノフォンテン、ソリストサンダー。直線でショウナンナデシコは後続を振り落とし、2着ソリストサンダーに1馬身半差をつけての勝利。テイエムサウスダンはさらに3馬身差がついての3着だった。吉田隼人騎手とコンビを組んだショウナンナデシコは、かしわ記念が1996年に中央との交流になって以来初の牝馬Vを決めた。地方馬の最先着は4着のカジノフォンテンだった。

過去の結果

2021年 第67回

天候:晴 馬場:良
1着オメガパフューム2:04.11人気
2着クリンチャー1/23人気
3着ウェスタールンド27人気

断然の人気を集めたのは4連覇を目指すオメガパフューム、ミューチャリー、クリンチャーが続いた。スタートダッシュを決めて主導権を奪ったのはキャッスルトップ。前半3ハロン35秒2の緩みないペースで突っ込み、隊列は縦長に。2番手にアナザートゥルース、3番手はクリンチャー。3コーナー手前で失速したキャッスルトップをかわし、早々にアナザートゥルースが先頭へ。4番手ミューチャリーが追い上げ、3コーナーからは並ぶ。中団のオメガパフュームは向正面の中間から外を回ってスパートし、4コーナーでミューチャリーを射程圏に入れたが、コーナリングで外に膨れたミューチャリーのあおりを受け、オメガパフュームも大きく外を回らされた。クリンチャーがインを突いて先頭に。しかし、ミルコ・デムーロ騎手に励まされたオメガパフュームがしぶとく追い上げ、残り100メートルで並びかけ、最後は半馬身かわし去って4連覇の偉業を達成した。2着はクリンチャー、3着は追い込んだウェスタールンド。いったんは6番手まで下がったミューチャリーは再び追い上げるも、4着までだった。

2020年 第66回

天候:晴 馬場:良
1着オメガパフューム2:06.91人気
2着カジノフォンテンクビ9人気
3着ウェスタールンド1/23人気

3連覇がかかるオメガパフュームは、勝てば中央交流となった1995年以降、レース史上初の快挙となる。同年の帝王賞、JBCクラシック優勝のクリソベリル、チャンピオンズカップ覇者チュウワウィザードが不在で、単勝1・3倍と、圧倒的な支持。前年の2、3着ノンコノユメとモジアナフレイバー、カジノフォンテン、ミューチャリーなど地方の力量馬たちも順当に顔を揃えた。ゲートが開くとワークアンドラブが先手を主張し、カジノフォンテンが2番手。ダノンファラオ、モジアナフレイバーが続き、オメガパフュームは7番手。中団にノンコノユメ、ミューチャリー、ウェスタールンドは後方から運んだ。3、4コーナーでは抜群の手応えでオメガパフュームが上がっていき、直線では粘るカジノフォンテンをゴール前でクビ差捉えて偉業を達成した。3着はウェスタールンド。オメガパフュームの今後について安田調教師は「この馬にふさわしいキャリアを築きたい」とコメントした。まるで一年後の4連覇を意識しているかのように。

2019年 第65回

天候:晴 馬場:稍重
1着オメガパフューム2:04.92人気
2着ノンコノユメ15人気
3着モジアナフレイバー24人気

JRAの3頭に人気が集中した年。単勝人気はゴールドドリーム、オメガパフューム、ケイティブレイブの順。ここまでが一ケタ台のオッズだった。スタート直後に先手を取ったのはJRAのアポロテネシー。前半の1000メートル61秒6と緩いペースでレースは流れる。ケイティブレイブが2番手。ゴールドドリームが3番手を追走し、その直後にロンドンタウンとロードゴラッソ。少し離れてノンコノユメとオメガパフュームが並び、モジアナフレイバーはその前を見ながらレースを進めた。4コーナーでは7頭が横に大きく広がっての追い比べ。ノンコノユメはイン、モジアナフレイバーは大外に進路を選ぶ。ケイティブレイブが早々に失速し、ゴールドドリームが先頭に立ったが、その外からオメガパフュームが進出し、残り150メートルで先頭。Mデムーロ騎手のムチが乱れ飛び、ノンコノユメに1馬身差をつけて連覇を飾った。モジアナフレイバーが3着、ゴールドドリームは4着。3番人気のケイティブレイブは疲れもあったか8着と敗れた。

2018年 第64回

天候:晴 馬場:良
1着オメガパフューム2:05.93人気
2着ゴールドドリーム3/41人気
3着ケイティブレイブ1 1/22人気

帝王賞覇者のゴールドドリーム、JBCクラシックを制覇したケイティブレイブ、同2着オメガパフュームの3強対決で注目を集めた一戦。道営記念を逃げ切り勝ちしたスーパーステションが好スタートから先手を取ったが、アポロケンタッキーが競りかけると、レースはよどみないペースに。縦長の隊列で、中団にケイティブレイブ、そしてゴールドドリーム。オメガパフュームは後方から少しずつポジションを上げていく。4コーナーでケイティブレイブが先頭に並びかけ、残り200メートルで先頭に立ったが、その背後からゴールドドリームとオメガパフュームが一気に追い上げ、熾烈な3頭の叩き合いに持ち込むも、最後まで脚いろが衰えなかったオメガパフュームがGⅠ初勝利。管理する安田翔伍調教師は開業初年度でのGⅠタイトルを手にした。3/4馬身差の2着がゴールドドリーム、その1馬身半差の3着がケイティブレイブだった。地方馬最先着は船橋転入初戦となったサウンドトゥルーの4着。逃げたスーパーステションは厳しい展開の中、意地の走りで6着に粘った。

2017年 第63回

天候:晴 馬場:良
1着コパノリッキー2:04.23人気
2着サウンドトゥルー32人気
3着ケイティブレイブ2 1/21人気

出走馬16頭中、JRA勢は7頭。前年の優勝馬アポロケンタッキー、帝王賞勝ち馬ケイティブレイブ、JBCクラシックを制したサウンドトゥルー、川崎記念Vのミツバ、ここが引退レースのコパノリッキーの5頭がGⅠ馬という豪華なメンバー。スタートと同時に、コパノリッキーが先手を奪い、ケイティブレイブが2番手、3番手にインカンテーション。JRA勢のミツバ、ロンドンタウンが続く展開。6番手にヒガシウィルウィン、末脚にかけるサウンドトゥルーは後方。アポロケンタッキーも末脚を温存しつつ追走した。直線では後続を突き放したコパノリッキーが2着サウンドトゥルーに3馬身差をつける鮮やかな逃げ切り勝ち。7着までをJRA勢が独占し、地方馬最先着の8着がヒガシウィルウィン。小林祥晃オーナーの涙、田辺裕信騎手、村山明調教師の笑顔が印象的なラストランだった。

レース紹介

東京大賞典

年の瀬の総決算として大井競馬場の2000メートルで行われる交流GⅠで、JRAと地方の実力馬が集結するダート最強馬決定戦。2011年に地方競馬として初めて国際GⅠ格上げとなり、海外馬の参戦も可能になった。05年に船橋のアジュディミツオーが勝ったのを最後に、JRA勢が16年連続で優勝している。1着賞金は地方競馬最高額の1億円。

大井競馬場のダート2000メートル

東京・品川区にある地方競馬の競馬場で1950年に開場。コースは右回りで、2000メートルで争う東京大賞典は4コーナーのスタート地点からスタンド前の直線を通過した後、全長1600メートルの外回りコースを1周する。最後の直線は約386メートルで、中山競馬場より約78メートル長い。向こう正面、残り1000メートル付近からペースが急激にアップし、激しいロングスパート合戦の様相に。長い直線を最後までバテずに伸びるためには持続系の末脚が必要条件になる。

中継

テレビ中継

放送局・時間
フジテレビ・関西テレビ・東海テレビ・北海道文化放送(14時45分〜16時)、BSフジ(14時45分〜17時30分)

出演者
MC:橋本マナミ、倉田大誠アナウンサー(フジテレビ)
ゲスト:今村聖奈、藤川球児、カンニング竹山、稲村亜美
特別ゲスト:TCKイメージキャラクター 菜々緒、志尊淳
※2人は15時50分頃から、場内賞典台での表彰式前ミニトークショーに出演し、表彰式ではプレゼンターを担当する(中継では放送されません)。
大井競馬場リポーター:横山ルリカ
解説: 細江純子、板津雄志記者

また、テレビはもちろんインターネットでも視聴が可能。その他中継情報はこちらまで
▶︎ https://www.tokyocitykeiba.com/guide/web_tv_radio/

特別ゲスト
菜々緒
菜々緒
志尊淳
志尊淳

キャンペーン

有馬記念×ホープフルステークス×東京大賞典コラボキャンペーン

東京シティ競馬(TCK)では、JRAの一年を締めくくるグランプリレース「有馬記念」、2歳馬の中距離チャンピオン決定戦「ホープフルステークス」、「東京大賞典」の3つのGⅠレースをつなぐ「有馬記念×ホープフルステークス×東京大賞典コラボキャンペーン」を実施中。

第2弾(第1弾は21日で終了)の「運命の2択キャンペーン」では、各レースの優勝馬をそれぞれ2択で予想し、的中した人の中から抽選でJCBギフトカード30万円分など豪華賞品をプレゼントする。その他にも、Amazonギフトカードが抽選で当たるTwitterフォロー&リツイートキャンペーンなど、年末のビッグレースにふさわしい豪華な内容となっている。

*キャンペーンサイトはこちら
https://jra-tck-collabo2022-cp.com/

【実施期間】
有馬記念編:12月22日(木)21:00〜12月25日(日)15:00まで
ホープフルS編:12月26日(月)15:00〜12月28日(水)15:00まで
東京大賞典編:12月25日(日)15:00〜12月29日(木)15:00まで
Twitterキャンペーン:12月22日(木)21:00〜12月29日(木)15:00まで
※開始時間・終了時間は前後する場合があります。

【応募方法】
キャンペーンツイートまたはキャンペーンサイトから、それぞれ必要事項を入力のうえ応募。キャンペーンは1回のみの参加でも可能。運命の2択キャンペーンについては、正解や的中が多いほど、より豪華な賞品が当たるチャンスがある。

【賞品】
「運命の2択キャンペーン」
A賞
JCBギフトカード(30万円分) 5人
B賞
有馬記念・ホープフルS・東京大賞典 優勝馬デザインQUOカードセット 1.5万円分 50人
C賞
中山競馬場オリジナルカップ&東京大賞典ネクタイ 50人
D賞
Amazonギフトカード(1,000円分)1,000人

「Twitterフォロー&ツイートキャンペーン」
Amazonギフトカード(1,000円分)100人

JRA x TCK コラボキャンペーン

「馬のことは馬に聞け!」キャンペーン

東京シティ競馬(TCK)は、日本競馬を盛り上げたレジェンドホースによるレース予想や、豪華声優陣がアテレコしたTCK誘導馬による重賞レース紹介などをお届けする、年末年始特別企画「馬のことは馬に聞け!」キャンペーンを実施している。

今回は「東京大賞典」を、『チェンソーマン』荒井ヒロカズ役などで活躍中の若手声優・八代拓が、6月に誘導馬デビューしたトロヴァオとして軽快かつポップな表現で紹介。本編には、勝島王冠編から引き続き中井和哉が声を当てるナイキスターゲイザも登場。誘導馬の先輩と後輩でボケとツッコミを交えながら東京大賞典を語り合うユーモアあふれる動画になっている。

また、TCK公式Twitter(@tck_keiba)では、東京ビーフ1万円相当が50人に当たるプレゼントキャンペーンを実施中。なお、特設サイトでは誘導馬のオフショットも掲載されている。
26日配信の動画では、自身も歴代優勝馬に名を連ねるあのレジェンドホースが東京大賞典を大予想する。

特設サイトはこちら
https://tck-campaign.jp/

JRA x TCK コラボキャンペーン

WindowsPCでInternet Explorer(IE)をご使用中のユーザー様へのお知らせ

お客様が安心して馬トクをご利用頂くため、セキュリティー強化の観点により2019年10月31日でInternet Explorer(IE)での動作サポートを終了致します。
今後は、Google Chrome、Microsoft Edgeでの使用をお願い致します。