戸塚記念の傾向として、クラシック好走馬という素直な見解が一つ。但し今年からクラシックが交流競走になった手前、「好走」の基準を少し下げる必要がある。
本命は③シシュフォス。門別から転入後は文句なしの成績でＳ重賞であれば勝ち負け。
東京ダービーはJRAの壁（＋シンメデージー）が立ちはだかったものの、戦友とも言えるマコトロクサノホコ、ムットクルフェ、（キタノヒーロー）にはしっかり先着する辺り総合力の高さが伺える。交流では一列後ろになるも南関馬同士なら強気に先行が叶い、更にはまたも好枠を引き当てた。予想次点で馬場は不明なのだが、セオリー通り内先行（インサンにハマりそうな馬）から入りたい。徐々に距離を延ばしてきたことからもテンで欲しい位置を奪取する能力には長けているはず。黒潮盃同様インサンから直線アウト差しの競馬で。
以下はなかなか難しく「能力面」と「適性（川崎であること）面」に二分される印象。
【能力面】
⑨マコトロクサノホコ。東京湾カップではシシュフォスに斤量1kg差もあり、鮮やかな捲り動きでの差し切り。馬場が大事な馬だが雨残りの馬場は歓迎。外を捲るように上がっていく際に川崎特有の難しさ（向こう正面から外進出の苦しさ）があると苦戦するだろうが、力関係では経てきた変遷と内容からも上位。とにかく脚質と川崎コースの組み合わせ的にロスない競馬ができればと願う。
同じ利（相手関係）と不安（外々回し）はあるが、羽田盃３着と成長を見せた⑪フロインフォッサルも無視できない。注目すべきは鞍上の動き。マコトが御神本Ｊに依頼したのか、本田Ｊがフロインを選んだのか。この２頭は二人が入れ替わるように騎乗しているため分かり難いことを加味して共に買っておきたい。
【適性（川崎であること）面】
川崎開催の重賞であることが有利に働きそうなのが、休み明けでも最内①サントノーレ。相手関係＋川崎最内枠で仕上がり次第では「久々で叩き」とも言っていられない態勢（笹川Ｊを配した上での内捌きまで見ておかなければ）。「能力面群」にもなるが、そこは休み明けを馬券に反映させることにして「適性面群」へ。地元なら徐々に能力開花の兆しある⑥アジアミッション、乗り替わろうが先手主張で黒潮盃のようなしぶとい粘りがコースに合ってしまいそうな⑧ムットクルフェまで。
印は本命＋能力面＋適性面の順で付けた
