高松宮記念回顧…激走馬ミスターメロディがV

Ho! こんにちは。Ho!さんです。春のG1の開幕戦、高松宮記念が3月24日、中京競馬場で行われ、福永祐一騎手が騎乗した3番人気のミスターメロディ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父スキャットダディ)が好位から抜け出し、G1初制覇を飾りました。

Ho! いやあ荒れましたね、高松宮記念。3連単は何と449万円馬券ですよ。勝ったミスターメロディは激走馬「激★」でしたね。大上さんもミスターメロディが本命でしたけど、どう見ました?

大上 まず勝ち馬の前に1、2番人気のダノンスマッシュ、モズスーパーフレアが、ちょっと頼りなかったね。ともに左回りに良績がなかったし、このレースは、同じ1200メートルのG1でもスプリンターズSと違って、1400、1600メートルをこなせる持久力が必須だけに、1200メートルがベストの短距離型には辛かったように思うな。

Ho! 確かにモズスーパーフレアは、主導権を奪うまでに結構脚を使ったことがこたえて、残り300メートルで早々に手応えをなくして15着。中山1200メートルの走りとは別馬でしたね。ダノンスマッシュは外枠からすんなり前めにつけて、コーナリングもスムーズでしたが、最後は伸び切れませんでした。敗因は枠ですかね?

大上 ダノンは京阪杯、シルクロードSの連勝が判で押したような直線イン伸びの競馬。今回も内めの枠なら結果は違っていたかもしれないけどね。土曜から中京は直線で内が伸びる馬場だっただけに、その差は大きかったとは思う。4歳時の父ロードカナロアも京阪杯、シルクロードSと勝って、ここは3着だっただけに、この敗戦を糧に父の道を歩んで欲しいね。モズも中山のスプリンターズSならまだ見限れないと言っておく。

Ho! そろそろ大上さんが週中から自信満々だったミスターメロディについて一言お願いします。

大上 エッ、一言じゃ済まないよ。1番人気に推された前走の阪急杯は7着だったけど、4コーナーの立ち上がりで後方からぶつけられて後肢が完全に外に流れちゃっていたし、直線も内に外にと蛇行して伸びきれず参考外の一戦だった。メンタルの回復が不安だったけど、そこは藤原英昭厩舎。当週の本馬場の追い切りもしっかり我慢が利いてたし、パドックでもほれぼれするような気合乗り。さすがだと思ったね。1400メートルのファルコンSでダノン、モズに先着しているし、初めての芝1200メートルでも楽に流れに乗れる速力があり、折り合いに不安のない分プラスだと思ったけど、インで脚をためて、これ以上ない競馬をしてくれた。キングヘイローも天国で福永の騎乗を褒めているんじゃないかな。激走印「激★」がついていたね。マーチSのサトノティターンも「激★」だった

Ho! やはり激走馬は頼りになりますね。そういえば、予想段階でレッツゴードンキもいいと言ってましたね。不利がなければ…。

大上 パドックではやや活気がなく映ったけど、レースでは直線左右から挟まれたのが痛かった。あれがなければ6着より確実に上に来てたはず。

Ho! 2着のセイウンコウセイは一昨年の優勝馬。道中はやや力んでいましたがスムーズに先行して、直線もよく粘りました。やっぱり力がありますね。仕上がり指数も74と高かったですし、出来も良かったのでしょうね。

大上 昨年もシルクロードSで2着に来たり、函館SSを勝ったりと、たまに激走があるんだよな。6歳でまだ老け込むには早いし、確かに能力は落ちていない。好走するタイミングがチョット読めないから、今度出てくるまでに対策はしておかないと。ショウナンアンセムはマイルから距離を詰めてきた点はプラスだけど、荒れた馬場がベストだけにこの時計でここまで走れるとは…。田中剛調教師のご子息でスポーツ報知の紙面上で予想を担当してくれている田中歩さんが▲をつけてたいね。「左回りの方が良くて闘志がある」との評価は近くで見ているからこそ。加えて藤岡康ジョッキーも巧みにインに潜り込む好騎乗だった。

Ho! ショウナンアンセムも仕上がり指数が71と上位でしたので、押さえるべきでした。ところで大上さん、今年のG1、2戦とも本命馬が勝ってません?母校も甲子園出場とノリノリですね!

大上 今のところいい感じだね。ただ、だからと言って無難に置きにいったりせず、攻めの予想を貫きたい。そうだなあ、大阪杯はやっぱりブラストワンピースが中心かな。

Ho! 早速、置きにいってるじゃないですか!ぼくはエポカドーロとワグネリアンに注目しています。

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