
シンザン記念が10日、中京競馬場の芝1600メートルで行われます。予想のポイントは?
■例年は能力指数よりも勢い重視だが…
シンザン記念は例年、前走が条件戦(新馬・未勝利・1勝)だった馬が優勢です。前走重賞組は、時計的な価値(能力指数)では上に評価されますが、人気を裏切るケースが目立ちます。
今年で言えばレゾンドゥスリールが1戦1勝馬。ダディーズビビッド、フォルヴォーレが前走で1勝クラスを勝っています。その他、2歳未勝利を勝った馬も、馬トク指数以上に走ることは想定しておきたいです。
これを迎え撃つは、アルテミスS2着のククナ、朝日杯FS4着のバスラットレオン、同6着のロードマックス。昨年のサンクテュエール、プリンスリターンと同等以上のパフォーマンスは示していますが、先の傾向から、これらは人気や配当面を合わせて評価するべきでしょう。
馬トク指数は馬トク激走コースでご覧いただけます。
■金杯デーの中京競馬場は前残りの傾向
今年最初の重賞、京都金杯では12番人気のケイデンスコールが優勝し、14番人気エントシャイデンが3着に粘りました。いずれも力のある馬ではありますが、「先行馬に有利な馬場」も味方したゆえの好走にも思えます。
平均ペースであれば、今週も内前の先行馬が残る予想です。AI展開予想の展開予想図や前半3F予想タイム、騎手-[枠×脚質]の好走率を参考にすれば、内枠から穴馬を発掘できるかも!?
■なんだかんだで、ルメール騎手×ノーザンFの関東馬
最初のトピックスでは評価を下げましたが、ククナはルメール騎手×ノーザンFの関東馬です。アーモンドアイ、グランアレグリアに加え、昨年の勝ち馬サンクテュエールもこれに該当。阪神JFでもサトノレイナスが好走するなど、牝馬クラシック路線では外せない組み合わせと言えます。
ククナは瞬発力には非凡なところがあるので、たとえ前残りの傾向にあっても、時計の速い良馬場なら軽視はできません。
シンザン記念は馬トク激走コースで攻略しよう!