金鯱賞が3月14日、中京競馬場の芝2000メートルで行われます。予想のポイントは?
■デアリングタクトの前走は負けて強し
デアリングタクトは昨年、無敗の牝馬三冠を達成。続くジャパンCでは進路をふさがれ、荒れた馬場の内側を通らざるを得ませんでした。左にモタれるなど苦しい面を見せながら、3着に浮上した脚力と精神力からは「負けて強し」です。実力通りに走れればここも勝ち負けになります。
始動戦なのでふっくらした馬体で現れる可能性はありますが、放牧先のノルマンディーF小野町(福島県)→宇治田原優駿S(京都府)→杉山晴紀厩舎という育成の流れは秋華賞前と同じ。当時の仕上指数が65ポイントだったので、これに匹敵する値であれば力を出せる状態にあると考えられます。
仕上指数は馬トク激走コースでご覧いただけます。
■有力馬多数で前残りには注意
デアリングタクトの他にも好メンバーが揃いました。ジャパンC5着のグローリーヴェイズほか、伸び盛りの2頭、ブラヴァスとポタジェも勢いに乗っています。
今回注意したいのは「前哨戦特有の前残り」です。当たり前のことですが、メンバーレベルが高いほど先行馬のレベルも高くなるもの。開幕週の馬場で、実力ある馬が先行すればそう簡単には止まりません。昨年も断然の1番人気サートゥルナーリアは勝ちましたが、2、3着にはサトノソルタスとダイワキャグニーと人気薄の先行馬が入っています。実績面からキセキは面白い存在で、その他は展開予想図の「勝負所」を参考に前にいる馬は穴候補として注目です。
能力指数である馬トク指数は馬トク激走コースでご覧いただけます!