ヴィクトリアマイルが5月16日、東京競馬場の芝1600メートルで行われます。予想のポイントは?
■グランアレグリアの死角は?
今年はグランアレグリアが断然の1番人気になりそうです。20年の春秋マイルGⅠで牡馬相手に完勝した実力は疑いようがなく、前走大阪杯(2000m)からの距離短縮などプラス材料も多く揃った印象。昨年のアーモンドアイのように、牝馬相手なら突き抜けて勝っても不思議ではありません。
当馬は放牧明けで結果を残してきた馬で、今回の中5週は自身2番目に間隔が詰まったレースとなります。それゆえにポイントは状態面だけ。近5走時の仕上指数は下記の通り。高い仕上指数を出さずとも好走できるので、比較して高すぎたり低すぎたりしなければ問題ないとジャッジ可能です。
【グランアレグリア 近5走の仕上指数推移】
高松宮記念 61
安田記念 61
スプリンターズS 58
マイルCS 57
大阪杯 54
ヴィクトリアM ?
仕上指数は馬トク激走コースでご覧いただけます。
■やはり侮れないノーザンF系の放牧明け
先週のNHKマイルCは、ノーザンF系の育成牧場へ放牧に出ていた馬のワンツースリー。2着ソングラインも中3週ながらノーザンF天栄へ放牧に出ていて、桜花賞15着から巻き返したのは放牧効果に起因するものもあったと考えられます。
今回のヴィクトリアマイルは、ノーザンF系は出走馬のほとんどが放牧明け。対する社台F系はデゼルとマジックキャッスルが在厩で調整が進められています。この調整過程の差が結果にどう表れるかは、今後も続く春GⅠ攻略の大切なヒントになるでしょう。
■ヴィクトリアマイルの馬トクの傾向は?
馬トク指数、激走指数の過去3年の傾向を見てみましょう。
2020年ヴィクトリアマイル 東京・芝1600メートル
1着 アーモンドアイ 馬トク指数1位 激走指数1位 盤石
2着 サウンドキアラ 馬トク指数2位 激走指数6位
3着 ノームコア 馬トク指数3位 激走指数4位 激★
2019年ヴィクトリアマイル 東京・芝1600メートル
1着 ノームコア 馬トク指数6位 激走指数4位 激★
2着 プリモシーン 馬トク指数3位 激走指数2位
3着 クロコスミア 馬トク指数12位 激走指数8位
2018年ヴィクトリアマイル 東京・芝1600メートル
1着 ジュールポレール 馬トク指数8位 激走指数5位 激★
2着 リスグラシュー 馬トク指数1位 激走指数3位
3着 レッドアヴァンセ 馬トク指数7位 激走指数7位
過去3年の傾向を見てみると、馬トク指数、激走指数とも上位馬が馬券に絡んでいることがわかります。特に高速馬場で時計が出やすくなると能力指数が高い馬が好走しやすくなっています。能力指数が低い場合でも左回り巧者や東京コース巧者が能力指数を上げてくるケースが見受けられます。今年もそのケースに該当しような馬がいるので、馬トクの周り別勝利度数や東京競馬場での勝利度数をチェックしましょう。
また、「激★」が3年連馬券に絡んでおり、激走馬にも注意が必要です。
馬トク指数、激走指数は馬トク激走コースでご覧いただけます!