安田記念が６月６日、東京競馬場の芝1600メートルで行われます。予想のポイントは？
■実力的にはグランアレグリアの１強だが…
グランアレグリアは前走のヴィクトリアマイルで圧勝。昨年の当レースではアーモンドアイに先着したように、東京マイルでの強さは本物です。前走と同じだけ走れれば、今回の牡馬相手でもまず勝ち負けになります。
心配なのは中２週の間隔だけ。３歳時ではありますが、マイル以下の距離で唯一馬券圏内を外したのが中３週で挑んだＮＨＫマイルＣでした。藤沢和雄厩舎ゆえ仕上指数は毎回低く算出されるので、状態把握には直前の気配も合わせて判断する必要があります。「パドック＋」のスタッフのジャッジを参考に、是非ご自身でも馬体の張りが失われていないかなどを確認してみてください。
スタッフのパドック情報はパドック＋コースでご覧いただけます。
■馬券的なポイントはダノン２頭の取捨
このレースの馬券的なポイントは、ダノンキングリーとダノンプレミアムをどう評価するかでしょう。２頭とも今年初戦で休み明け。実績はあるものの近走着順は振るわないため扱いが難しいです。
この２頭で注目したいのは厩舎指数と気配の矢印。この２つから番記者の目に２頭がどのように映っているかが分かります。
基本的に上位人気の馬は高く出力される傾向にあるので、休み明けだけに単に上位であるだけではそこまで信頼できません。上向き矢印や右上向き矢印などのプラス評価が入っていることが望ましいです。
厩舎指数と気配の矢印は馬トク激走コースでご覧いただけます。
■間隔のあいたノーザンＦ系育成馬に注目
ＮＨＫマイルＣ時のシュネルマイスター（前走は弥生賞）やダービー時のシャフリヤール（前走は毎日杯）と、春の東京ＧⅠでは間隔があいてノーザンＦ系の育成牧場に放牧に出ていた馬が勝ち切っています。在厩調整で挑む絶対女王グランアレグリアを破るならこのパターンの馬でしょう。
今回、ノーザンＦ天栄、ノーザンファームしがらきでの放牧を経てこのレースに挑む馬は？馬トク激走コースの外厩データをチェックしましょう。先述したダノンキングリーを除くと、３頭がその候補になります。
外厩データ（放牧情報）は馬トク激走コースでご覧いただけます！
■安田記念の馬トクの傾向は？
馬トク指数、激走指数の過去3年の傾向を見てみましょう。
2020年安田記念 東京・芝1600メートル 稍重
１着 グランアレグリア 馬トク指数4位 激走指数2位 激★
２着 アーモンドアイ 馬トク指数1位 激走指数1位 盤石
３着 インディチャンプ 馬トク指数2位 激走指数3位
2019年安田記念 東京・芝1600メートル 良馬場
１着 インディチャンプ 馬トク指数4位 激走指数7位
２着 アエロリット 馬トク指数3位 激走指数6位
３着 アーモンドアイ 馬トク指数1位 激走指数1位
2018年安田記念 東京・芝1600メートル 良馬場
１着 モズアスコット 馬トク指数8位 激走指数7位
２着 アエロリット 馬トク指数4位 激走指数4位 激★
３着 スワーヴリチャード 馬トク指数1位 激走指数1位
過去３年の傾向を見てみると、馬トク指数、激走指数８位以内の馬が馬券対象になっています。特に両指数１位の馬は必ず３着以内に入っているので、今年もその傾向が続くと思われます。今年の馬トク指数、激走指数１位の馬は？馬トク激走コースの激走データでチェックしましょう。
安田記念はリピートレースであります。昨年馬券に絡んだグランアレグリアとインディチャンプはかなり有力と言えるでしょう。また、1400メートル以下のレースで好走したことがある馬が馬券に絡むレースでもあります。穴をあけるならば、1400以下のレースで良績がある馬。その対象馬が馬トク指数、激走指数で上位ならば、買い目に入れた方がいいでしょう。
馬トク指数、激走指数は馬トク激走コースでご覧いただけます！
