【ヴィクトリアM・浅子の特注馬】適距離を見つけたモリアーナ 東京マイルはベストの舞台

モリアーナ
モリアーナ

◆第19回ヴィクトリアマイル・G1(5月12日、東京競馬場、芝1600メートル)

 前走の阪神牝馬Sは、昨年のNHKマイルC以来となる1600メートルで3着。自身の適距離を見つけたように感じたモリアーナに期待したい。

 中山2000メートルの紫苑Sで重賞Vを飾っているが、前向きな気性から陣営は距離短縮のタイミングを模索していた。その中で出走した2走前のアメリカJCCは4着。12頭立てで唯一の牝馬、初めて経験する不良馬場でもゴールまでしっかり伸びていた。武藤調教師は「大敗する要素が多かった中で上出来だった」と潜在能力の高さを改めて評価していた。

 大阪杯を除外されて向かった阪神牝馬Sは、スムーズに折り合うとメンバー最速タイの上がり3ハロン32秒9の末脚を発揮。そのレース前からヴィクトリアマイルを目標にしており、5月1日に美浦・Wコース(左回り)で行われた1週前追い切りを見届けたトレーナーは「左回りは、やっぱりスムーズ。今回の方が走りやすいコース」と力が入る。

 母の父ダイワメジャーという血統背景や、馬体のシルエットを見てもマイルがベストとみている。武藤師とともに、G1初制覇のシーンが見られるかもしれない。

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