JRAのクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=が8月26日、札幌市中央区のダイニングバー「スタンピーズ」でサイン会とトークショーを行った。
イベントには、自ら立ち上げたアパレルブランド「CLbyC・ルメール」を事前にネット購入した人の中から抽選で当たった約60人が集まり、人気の高さをうかがわせた。
ルメール騎手は24、25日に札幌競馬場で開催された「ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」で、24日の第2戦で勝ったものの総合4位。「でも楽しかったね。世界のベストジョッキーがそろうからエキサイトするよ」と振り返った。
今夏は新潟競馬場を主戦場にしていたため、北海道シリーズの参戦はわずかだった。「北海道のファンはすごい。街を歩いていると気付かれるのでいつもびっくりする。今年は北海道であまり乗れなかったけど、チャンスがあればまた来たい」と語り、ファンを喜ばせた。
JRAの通年免許を取得し、日本に拠点を移してから10年目となる。ファンから「日本移住を考えているか」と質問されると「あと何年かは日本にいたい。引退した後はどこに行くかまだ分からない。でも、そういう選択の中で日本に残ることもありうる」と明かした。
27日に札幌市で開幕する、アジア競馬連盟の27か国が集う「アジア競馬会議」(ARC)では講演を行う予定。「これからも競馬を、ジョッキーも馬も応援してください」と締めくくると、集まったファンから多くの拍手を浴びていた。