JRAが来年からダートコースの砂の産地を公表 阪神は約35%が地方と同じ“白い砂”

阪神競馬場
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 JRAは11月13日、ダートコースのクッション砂の産地の公表について、説明会を行った。来年1月1日から、JRAホームページの「馬場情報 関連コンテンツ」に「クッション砂について」というコーナーが追加される予定。

 公開される情報は以下の通り。

(1)JRAのクッション砂の基準の紹介

(2)砂洗浄作業の解説

(3)洗浄後の補充用の砂の産地並びに現在の使用割合公表

 JRAの馬場土木課は、情報公開の背景について、「ダート3冠競走が整備され、ダートコースへの関心が高まっているため、発信する情報を追加し馬場情報の充実を図りたい」と説明。これまで産地については、個別の取材には回答してきたが、正式には公表していなかった。長年、青森県産を使用していたため「JRAの砂は全て青森県産」という認識が広まっているが、青森県産の品質が低下したため、2020年代から同県産以外も導入されている。ファンに正確な情報を届けるため、産地が公表されることとなった。

 他の産地の砂が導入された年度と、産地別の構成比は、各競馬場で異なる。京都、阪神、小倉では、大井などの地方競馬場でも使われている、白い見た目の、オーストラリア・アルバニー産の珪砂(けいさ)を導入。阪神は3場で最も“白い砂”の比率が高く、約35%となっている。

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