【ヴィクトリアM】藤岡康太さん騎乗でG1勝利の愛馬に高野調教師「彼が押し上げてくれたナミュールを、さらに高みに」

坂路2本目で54秒0をマークしたナミュール(カメラ・高橋 由二)
坂路2本目で54秒0をマークしたナミュール(カメラ・高橋 由二)

◆第19回ヴィクトリアマイル・G1(5月12日、東京・芝1600メートル)追い切り=5月8日、栗東トレセン

 ドバイ・ターフ2着からの転戦となるナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)は、坂路の1本目をゆっくりと走ったあと、2本目で54秒0―12秒0をマークした。スピード感にあふれた走りで、動きは申し分なかった。高野調教師は「時計は気持ち速くなりましたが、(調教)上がりの馬の表情、歩様がよかったです。間違いなく力を出せます」とうなずいた。

 昨年のマイルCSでは、4月に逝去した藤岡康太さんが騎乗してG1初制覇を決めた。「なかなか勝てないのがG1。それを成し遂げてくれた康太くんはすごい仕事をしてくれたと、今でも思います。彼が押し上げてくれたナミュールを、さらに高みに持っていきたい」とトレーナーは前を見つめながら決意を語った。

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