【天皇賞・秋】逃げ馬パンサラッサの“秘策” 陣営「わざと大観衆の前で…」

パンサラッサ
パンサラッサ

◆第166回天皇賞(秋)・G1(10月30日、東京・2000メートル)=10月24日、栗東トレセン

 2つ目のG1タイトルを狙う逃げ馬パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)の陣営は、ある“秘策”を練っている。

 ここ2走は以前ほど行き脚がついておらず、池田厩務員はその理由を、メンコ(覆面)を取るタイミングだと分析する。勝ったドバイターフ・G1ではパドックで外してイレ込んだため、以降の2戦ではゲート裏まで着用させたが、同厩務員は「落ち着きすぎてスタートが鈍くなった。この2走は情けないスタートダッシュ」と指摘。「今回は馬場入場の時にわざと大観衆の前で外して、スイッチを入れようと思う」と対策を講じる方針だ。

 札幌記念後は北海道浦河町のシュウジデイファームから直接入厩したため、輸送の疲れが残っていたが、順調に回復。同厩務員は「ポテンシャルが高い馬だから、普通以上の出来なら走ってくれる」と期待を込めた。

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