先週騎乗したブラジルの重賞で騎乗馬が失格となったジョアン・モレイラ騎手=ブラジル=に対し、騎乗停止処分などは課せられないことが5月21日、分かった。前検量と後検量で斤量に違いが出て、斤量不足という裁定で騎乗馬は失格となったが、馬具などによるものだという。
モレイラ騎手は一部SNSで話題になっていた騎乗停止処分を否定。「日本でニュースになっているそうで驚いています。もちろん、私自身に制裁はありません。この後、日本に戻って、ダービーと安田記念の2つのG1に騎乗します。他にもたくさんの騎乗依頼を頂いて、楽しみなので、応援よろしくお願いします」とコメントした。
同騎手はマスクトディーヴァに騎乗したヴィクトリアマイル3着後、母国に帰り、オークスが行われた先週末は日本で騎乗していなかった。今後は日本ダービーこそ騎乗馬未定だが、安田記念はソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)に乗ることが決まっている。