良血馬のサラコスティ(牡2歳、栗東・池添学厩舎、父エピファネイア)が6月23日の京都芝1800メートルでデビューする。鞍上はクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=。祖母のサロミナは独オークス馬で、重賞勝ち馬でG1戦線をわかせていた叔父のサリオスや叔母のサラキアなど母系からは活躍馬が多く出ている。
12日に栗東のCWコースでルメール騎手が騎乗し、6ハロン83秒5―11秒4をマークした。「ジョッキーの感触は良かったです。乗り味がいいし、走り出した時のストライドもいい。重心の低い走りをします。乗っていて、気持ちいいですね」と池添調教師は評価する。
宝塚記念デーに行われる芝1800メートルの一戦は例年、来春を見据えた素質馬がそろうと言われる。「息遣いも問題ないし、動きがいい。体形は詰まっているかなと思ったけど、ルメール騎手は『1800メートル以上がよさそう』と言ってくれました」とトレーナー。初陣へ向け、期待値は確実に上がっている。