公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)は8月20日、日本軽種馬協会静内種馬場(北海道新ひだか町)でけい養されていた1996年の皐月賞馬イシノサンデー(父サンデーサイレンス、母ジェフォリー)が18日に老衰のため死んだと発表した。31歳だった。
1993年に産まれたイシノサンデーは、サンデーサイレンスの2世代目の産駒として活躍した。同世代のバブルガムフェロー、ダンスインザダーク、ロイヤルタッチとともに「サンデー四天王」として話題を集め、1996年の皐月賞を勝ち、同年のダービーグランプリ(重賞)、1997年の京都金杯と重賞を3勝した。
1999年に引退、種牡馬入りしたのち、2016年に種牡馬を引退。中央で重賞を勝つ産駒は出なかったが、サンデー四天王最後の生き残りとして余生を送っていた。
静内種馬場場長・遊佐繁基氏のコメント「無事之名馬を体現し、31歳という長寿を全うしました。静内種馬場ではJBBA生産育成技術者研修の種馬場実習での優れた指導馬としても活躍し、多くの人材を育て上げるとともに、多くのファンから愛され、穏やかな余生を過ごしていました。これまで長きにわたりご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます」