◆第75回全日本2歳優駿・Jpn1(12月11日、川崎・ダート1600メートル、良)
昨年はフォーエバーヤングが制した出世レースで2歳戦唯一のJpn1競走に11頭(川崎1、ホッカイドウ3、金沢1、高知1、JRA5)が出走し、2番人気のミリアッドラヴ(牝、栗東・新谷功一厩舎、父ニューイヤーズデイ)が、早め先頭から押し切って無傷3連勝で初のG1級制覇となった。今秋のスプリンターズS(ルガル)でG1初制覇を決めた7年目の西村淳也騎手は、これが地方で初めてのG1級勝利となった。勝ちタイムは1分42秒4。
同馬は9月に中京・ダート1400メートルで新馬勝ち。2戦目の報知新聞社杯エーデルワイス賞で2馬身半差をつけて重賞初制覇を飾っての参戦だった。今後はサウジダービー・G3(2025年2月22日・キングアブドゥルアジーズ競馬場、ダート1600メートル)を視野に入れる。なお、牝馬の制覇は2016年のリエノテソーロ以来、8年ぶりとなる。
2着は3番人気のJRAのハッピーマン(坂井瑠星騎手)、3着は4番人気のホッカイドウのソルジャーフィルド(小野楓馬騎手)。単勝1・4倍で1番人気のナチュラルライズ(横山武史騎手)は4着だった。
坂井瑠星騎手(ハッピーマン=2着)「理想的なレース運びはできました。勝てなかったこと以外は思い通りのいいレースでした」
小野楓馬騎手(ソルジャーフィルド=3着)「勝負どころで少し詰まり、ブレーキがかかるところがありました。それでも自然と前めに行けたし、ハミを取って反応も良かったです。距離はもう少しあった方がいいと思います」
阿部龍騎手(ジュゲムーン=5着)「反応が良かったですし、冷静に行けて、自分の競馬はできました」