記者コラム - 牧野博光 リアリズム

　先週の中京競馬場は雨による影響で芝が悪化。最後の直線で外に進路を取る馬がほとんどだったが、土曜の競馬を見るとそうでもない。馬場は少し見極め

　２歳リーディングサイアーで５位（先週終了時点）に食い込むのは新種牡馬のアドマイヤマーズだ。「メジャー産駒にしては気性的に扱いやすい」など、

　ＴＶから流れてくる森山直太朗の「夏の終わり」を頻繁に耳にするのは気のせいか。競馬は札幌開催最終日。結局、一度も北の大地に足を運ぶことはでき

　のろのろ台風に日本列島が翻弄されている１週間。発生当初は今週末の競馬開催に支障ないはずだったが、当日まで馬場は読みにくい。　【札幌１１Ｒ・

　日曜の競馬開催は台風の影響から逃れられそうにない。予想は道悪想定で考えておきたいが…。　【新潟１１Ｒ・新潟２歳ステークス】初戦の内容からジ

　インターナショナルＳを逃げ切ったシティオブトロイには驚くばかりだが、流れや馬場を読んで型にはめ込まなかったムーア騎手の対応力に尽きる。　【

　真夏のスーパーＧ２と言っても、札幌記念は寂しい１２頭立て。昨年の洋芝巧者ぶりを見てもプログノーシスの優位は揺るがないか。　【中京１１Ｒ・Ｃ

　年々猛威を増している台風。中央競馬の開催直撃は免れそうだが、関東、東北の競馬関連施設は何かしら被害が出ても驚けない威力なのが心配だ。　【新

　競馬界で今年ほど悲しいニュースが出てくる年があっただろうか。前途有望な若手が希望を抱ける業界であってほしい。　【中京１２Ｒ・知多特別】ルー

　今週から再び新潟が通常開催に戻る。売り上げに関しては時間拡大の効果があっただけに、来年も続行しそうな感じが…。　【新潟９Ｒ・浦佐特別】“出

　今年に入ってから中央、地方問わず、騎手に関わる悲しいニュースが実に多い。明るい話題を祈っております。　【新潟６Ｒ・驀進特別】千直で見たかっ

　ひと雨ほしいぐらいの暑さなのに、外出するたびにゲリラ豪雨に遭遇してしまう。週末は傘マークも見える天気予報。競馬開催は雨で惑わされたくはない

　新潟の千直で外枠が断然有利と言えるのは、開催が進んで馬場が傷み始めた時こそ。開幕週なら内枠が侮れないのは過去のデータを見ても明らか。　【新

　新潟は初の２部制で、メイン競走は７Ｒ。発走時間は間違いないように気をつけたい。　【新潟７Ｒ・関越ステークス】熱中症のリスクもある夏場は状態

　３連単の配当が５７万円超もついた先週の函館記念のように夏場の重賞は難しい。暑い時期に調子を上げる馬もいれば、逆のパターンも珍しくない。　【

　最終週を迎える福島はさすがに芝コースは傷みが目立ち始めている。先週も少し荒れ気味の結果。手堅く狙うならダート戦だろうか。　【福島１１Ｒ・Ｔ

　メインの函館記念は難解なハンデ戦。ハンデ頭がかなり苦戦しているものの、軽量馬が優位に立つわけでもない。狙いは５７・５キロのサヴォーナだが、

　函館行きを画策しながら、気付けばラストウィーク突入。夏でも快適な土地へ脱出したいと思う日々を過ごしています…。　【函館１１Ｒ・函館２歳ステ

　今年デビューのアドマイヤマーズ産駒が初勝利を挙げた。その父ダイワメジャーは前向きなタイプが多いが、牧場では「こちらはそういう感じでもなく、

　サラブレッドには厳しい季節の真っただ中。先週の北九州記念では１６番人気のモズメイメイが３着に好走したが、久々でも調教では活気ある動きを見せ

　直近５年のラジオＮＩＫＫＥＩ賞は、５６キロ以上の馬が勝てないどころか馬券圏内もない。今年のハンデ頭は５８キロ。酷量を背負うセットアップの馬

　先週の宝塚記念は完全に道悪適性の差が出たレース。今週は線状降水帯が発生したとしても福島と小倉が開幕週で、馬場は傷んでいないところも考慮して

　雨の宝塚記念と言えば、現地で取材に当たっていた１８年前の京都競馬場を思い出す。本命のディープインパクトはともかく、１０番人気のナリタセンチ

　今週も傘マークが並ぶ予報だが、新馬戦はより難解になってくる。土曜の東京５Ｒはソロモンを本命に。牧場での評価が高い一頭だったが、敵は空模様か

　日曜は天気予報とのにらみ合いか。よっぽどの土砂降りなら別だが、この時期は多少の雨なら馬場が乾くのも早い。　【京都１１Ｒ・マーメイドステーク

　新馬開幕週から新種牡馬ナダル産駒が早くも２勝、２着１回の好スタート。仕上がりが早く、芝向きという牧場スタッフの感触を反映する結果に。今週は

　函館開催が始まると完全に夏競馬モード。暑さに弱いサラブレッドにとっては、体調の変化が最も出やすい時期だ。実績よりも調子の見極めが肝要になっ

　安田記念は香港馬が優勝したが、国内Ｇ１を海外勢が制したのは１５年高松宮記念以来。海外へ「行く」方は年々増えているが、「来る」方は実に寂しい

　日曜は傘マークが並ぶ天気予報だが、小雨程度なら適性の差もそれほど出ないはず。雨量も含めて吟味したいところ。　【東京１１Ｒ・安田記念】国内に

　今週から新馬戦がスタート。総じて仕上がりが進んでいるナダル産駒が開幕週からエントリーしてきた。牧場取材では「ダート馬かと思ったら軽い走りを

　先週のオークスが２分２４秒０。Ｃコース使用なら、さらにスピードが要求される馬場になるか。　【東京１１Ｒ・日本ダービー】皐月賞馬ではなくシッ

　今週から東京の芝はＣコースを使用するが、先週のオークスでは勝ち馬が大外から飛んできた。傷んだ部分がカバーされても外差しが決まる馬場は変わら

　今週の美浦でガッツリ握手を交わしたのはＧ１初制覇を飾った津村騎手。「本当は今週が勝負だと思って、家族を呼んでいるんですよ」と照れ笑いしてい

　京都のダートは開幕週こそ偏りなく映ったが、先週を見ても先行有利の印象が強い。栗東Ｓを筆頭に上級クラスでは逃げ切りが目立っている。今週も後方

　過去のヴィクトリアマイルで波乱決着になったケースは逃げ馬が絡んでいる。一獲千金を狙うならコンクシェルかフィールシンパシーあたりか。　【東京

　先週のケンタッキーダービーは日本調教馬が“勝ち負け”に絡んだ初めてのケース。芝よりハードルが高い本場のダートでビッグタイトルに手が届く日も

　昨年は苦手なＮＨＫマイルＣの的中で高配当を手にできたが、展開読みがはまったことも勝因のひとつ。今年は例年よりもペースが落ち着きそうに映るの

　東京は３週目に突入。先週日曜のスイートピーＳはハイペースで後方勢も上位に顔を出したが、落ち着く展開なら先行勢に分がある馬場に映る。　【東京

　今年の天皇賞・春は１７頭立てで重賞ホースが８頭。ＧＩの舞台としてはさみしい顔ぶれではないか。このレベルなら持久力に秀でるテーオーロイヤルが

　日本列島は気温が急上昇。暑さに弱いサラブレッドには酷な季節が始まろうとしている。　【京都９Ｒ・矢車賞】立て直してきたチルカーノは、夏に強か

　リバティアイランド級がいない３歳牝馬路線は混戦必至。トライアル組が２冠目でも幅を利かせているのが牡馬との違いで、樫の有力候補がいるかもしれ

　先週の皐月賞は後方勢に出番がある流れと想定していたが、中山最終週でも前が止まりにくい馬場だった。読み違えでは馬券も当たらない…。　【福島１

　１７年前のダービー直前。競馬関係者や記者仲間から「いくらウオッカでも男馬相手では…」のような発言をする人は少なくはなかった。性別だけで優劣

　競馬界で悲しい落馬事故が起きてしまった。３５歳で亡くなった藤岡康太騎手。私が勝者の取材を担当した０９年ＮＨＫマイルＣでＧ１初制覇を飾った時

　３歳世代の牝馬は重賞ごとにほぼ勝ち馬が違う。混戦必至の桜花賞は、種牡馬争いを占う意味でも興味深い。　【阪神１１Ｒ・桜花賞】キズナ産駒のクイ

　ウシュバテソーロはドバイＷＣ連覇を惜しくも逃したが、ダート馬でも夢を持てるようになった流れは馬産地の活性化にもつながる。　【福島１１Ｒ・吾

　イクイノックスを筆頭に５歳世代は強力布陣だった。「４歳世代のレベルがどうのこうの言われているが―」。４歳馬ソールオリエンスの手塚調教師は下

　今年デビューのナダル産駒は仕上がり早で、早くもトレセンに多くの馬を見かける。いまや百花繚乱（りょうらん）と言える種牡馬争い。新たに台頭しそ

　６年ぶりに短距離王国から参戦がある高松宮記念。香港馬ビクターザウィナーは、以前から左回りの適応に手応えを感じていた１５年覇者エアロヴェロシ

　先週から２歳馬取材で馬産地を巡っているが、父が替わっても優秀な子供を繰り出す母系が肝要と改めて思うばかり。２冠牝馬ミッキークイーンの娘はエ