【ヤングジョッキーズシリーズ ファイナルラウンド】岩手・岩本怜騎手、令和最初の見習騎手ナンバーワン 第1戦(中山7R)でJRA初騎乗初勝利!

ヤングジョッキーズシリーズ優勝の岩本(中)は笑顔で声援に応えた(左は松木、右は長谷部)
ヤングジョッキーズシリーズ優勝の岩本(中)は笑顔で声援に応えた(左は松木、右は長谷部)

 ヤングジョッキーズシリーズのファイナルラウンド中山が28日、中山競馬場で2鞍が行われ、27日の大井ラウンドを2位で折り返した岩手の岩本怜騎手(18)が、第1戦(7R)のJRA初騎乗初勝利を含む合計62ポイントで、令和最初の見習騎手ナンバーワンに輝いた。大井ラウンドで首位に立っていた兵庫の松木大地騎手(24)が合計53ポイントで2位だった。

 「最高で~す。最高で~す」。表彰台の真ん中に立った岩本が、日が暮れて冷え込んだパドックへ集まってくれた大勢のファンに向けて何度も喜びの声を上げた。

 「1戦目の芝がとてもきれいで、乗っていて気持ちよかった」と笑顔の18歳が、その7RはクリノオスマンとのコンビでJRA初騎乗初勝利の快挙を達成。4コーナー手前ではライバルの仕掛けが早いとみると、ひと呼吸置いて外から進出するなど、2年目とは思えない冷静な洞察力と手綱さばきで勝利に導いた。

 地方の東日本勢トップでファイナルラウンドに進出。27日の大井ラウンドでは1勝を挙げる合計31ポイントの2位で、この日を迎えた。「家族や中学時代の友人も来ていたなかで、優勝できて本当にうれしいです」。駆けつけてくれた地元・船橋の“応援団”に対して最高の結果を出し、全国にその名をとどろかせた。

 これで地方勢が3年連続のシリーズ優勝。「きょうの経験を、岩手で生かせるように頑張りたい」と力強く語った岩本。令和元年の見習騎手NO1から、時代を代表するジョッキーへ―。さらなる高みを目指していく。(石行 佑介)

 ◆岩本 怜(いわもと・れい)2001年3月28日、千葉県生まれ。18歳。岩手・三野宮通厩舎所属。18年4月デビュー。地方通算1481戦133勝。

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