【中山4R・3歳新馬】クリニクラウンがゴール寸前で首差差し切る 原優介騎手「まだ遊びながら走っている」

デビュー戦を飾ったクリニクラウン(手前)(カメラ・荒牧 徹)
デビュー戦を飾ったクリニクラウン(手前)(カメラ・荒牧 徹)

 1月9日の中山4R・3歳新馬戦(ダート1200メートル、牝馬限定=16頭立て)は、4番人気のクリニクラウン(牝、美浦・小手川準厩舎、父トビーズコーナー)が、ゴール寸前で首差差し切り初陣を飾った。勝ちタイムは1分13秒8(良)。

 ゲートが遅く後方からレースを展開。よどみなく流れた道中は慌てずにじっくりと構えた。4コーナーは前とはかなり離れた9番手。それでも最後の直線では大外からグングンと加速すると、脚いろが鈍った先行集団を一気にのみ込み、先に抜け出したハクサンブリエ(田辺裕信騎手)をきっちりと首差とらえた。

 原優介騎手は「前に行こうと思っていたので返し馬ではハナを切りましたが、ゲートでもたついてしまったのでしまいを生かすああいう形になりました。まだ遊びながら走っていて直線でもハミを取らなくて、ゴール後にやっとハミを取ったぐらいでした。左手前が弱く感じていたので右手前の方がいいと思うので、そういう意味ではこれからが楽しみですね。距離は延びても全然大丈夫だと思います」と笑顔が弾けた。

 小手川調教師は「体がある馬で跳びもきれいな馬だったので、1800メートルか1200メートルか迷いましたが、牝馬限定戦なので1200メートルにしました。先々は距離を延ばすイメージです。東京とか広いコースの方がいいですね」と見通しを語った。

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