2年目鷲頭虎太騎手が障害との“二刀流”に挑戦「新たな挑戦としてやれるところまでやりたい」

障害との二刀流挑戦に胸を躍らせる鷲頭
障害との二刀流挑戦に胸を躍らせる鷲頭

 デビュー2年目の鷲頭虎太騎手=栗東・千田輝彦厩舎=が今週から障害レースに騎乗し、平地との“二刀流”に挑戦する。18日土曜日の福島5R障害オープンにタマモワカムシャ(セン4歳、栗東・川村禎彦厩舎、キズナ)で初参戦の予定。「新たな挑戦としてやれるところまでやりたい」と意気込みを明かした。

 活躍の場を広げるため決意した。昨年の7勝から今年10勝と勝ち星を伸ばしているが、今夏の函館では佐々木が18勝で函館リーディングを獲得。小牧加は障害12勝をマークし、障害部門でトップに立っている。「刺激になっている」と、先を行く同期に少しでも追い付きたい気持ちが強い。所属厩舎の千田調教師にも相談し許可を得た。「平地が中心になると思いますが、技術的にも上を目指すために学べることも多いと思います」と自らのステップアップにつなげるつもりだ。

 先週から障害馬の調教に乗るようになったばかりだが、「基礎は学んでいたので、(障害を)飛び出したら体が動いていた」と対応。「レースの組み立てや流れなどを障害のジョッキーから勉強していきたい」と今後は障害のレースに乗りながらレベルアップしていく。

 「平地でも落馬のリスクは背負っていますし甘くない世界」と落馬負傷の可能性は高まることも覚悟の上。「自分で決めたことですし、楽しみもある」。デビュー2年目、19歳の若武者が胸を高鳴らせてもいる。

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