【桜花賞】「順調ならオークスで有力」安藤勝己氏が上位馬に注目…人気馬の敗戦に「あれなら行ってほしかった」

安藤勝己氏
安藤勝己氏

◆第84回桜花賞・G1(4月7日、阪神・芝1600メートル、良)

 牝馬クラシック第1戦は3歳牝馬18頭立てで争われ、2番人気でジョアン・モレイラ騎手騎乗のステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)が、前走の阪神JF2着から逆転で桜の女王に輝いた。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)を更新し、桜花賞の見解をポストした。

 安藤は昨年12月の阪神JFの際も関東の3歳牝馬世代を高く評価していたが、牝馬クラシック初戦を終えても評価は変わらなかったようだ。「やっぱりワンツー2頭はレベル高い」と切り出しながら、勝ち馬のステレンボッシュに関しては「道中からG1馬を意識した位置取り。モレイラは早めに踏んでも交わされない確信があったんやないかな」と指摘。さらに2着のアスコリピチェーノは「勝ち馬に内を取られたのが悔やまれつつ、レース巧者で自身の力を出し切った。まだまだおあいこやけど、さすがは国枝厩舎」と振り返った。

 

 また、単勝7番人気で3着に食い込んだライトバックを高く評価。「過程を思えば立派な内容。今回もスウィープフィートを抑えたし、順調ならオークスで有力」と次戦での有力候補と見解を示した。さらに阪神JFで3着に好走したコラソンビートに関しては「あれなら行ってほしかった。ペース的に勝ち負けはなかったにしても新味は出たと思うんやけどね」とレース運びが残念だった様子。上位人気で敗れた馬についても「チェルヴィニアは間隔なのかな。クイーンズウォークは内枠で走りにくそうやった」と敗因について触れていた。

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