JRAは11日、6日の阪神7Rで落馬負傷し、意識不明の状態が続いていた藤岡康太騎手=栗東・フリー=が10日に死去したと発表した。35歳だった。訃報を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)を更新し、同騎手を追悼した。
安藤氏は、藤岡康太騎手がナミュールでG1勝利を飾った昨年のマイルCS時の投稿を引用しながら、「ナミュール見事な騎乗やったなぁ。センスとここ一番の冷静さがあって、調教でも厩舎を支えとるジョッキーやった。康太、お疲れさまでした。ご冥福をお祈りいたします」と後輩の早すぎる死を悼んだ。
そのマイルCSでは藤岡康騎手が史上初となる当日の乗り替わりでJRA・G1勝利を飾り、安藤氏は「康太は落ち着いてたなぁ。あの位置からでもシュネルマイスターの内に入れたし、勝ちに行かずに勝つとはあのこと。直線の末脚には驚いた」と指摘していた。