◆日本ダービー1週前追い切り(15日、栗東トレセン)
3歳馬の頂点を決める日本ダービー(26日、東京)の1週前追い切りが15日、東西の両トレセンで行われた。
気持ちよさそうに大きなフォームで駆け抜けた。シュガークンは栗東・CWコースで内からボルザコフスキー(5歳オープン)を2馬身半追走。武豊が軽く促した程度だったが、伸びやかなフォームでグイッと加速。7ハロンは98秒8だが、ラスト2ハロンを10秒9、11秒1の“超絶締め”でまとめた。
武豊は「変わらずいい感じです」と満足そうに切り出した。2月と遅めのデビュー戦こそ2着だったが、そこから3連勝で切り開いた祭典への道。「2月からよく間に合った。2戦目を勝った時に意識しましたね」と振り返り、相棒をたたえた。
G1・7勝を挙げ、主戦だったキタサンブラックの弟と挑む今年の「まつり」。前人未到のダービー7勝目がかかる一戦にも気負いはない。「何回でも勝ちたいね」。勝利への強い思いを胸に秘め、レジェンドは自然体で決戦の時を待つ。(山本 武志)