◆第24回アイビスSD・G3(7月28日、新潟競馬場・芝1000メートル直線)追い切り=7月24日、栗東トレセン
初の芝だった韋駄天Sを快勝したチェイスザドリーム(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)は坂路を単走で駆け上がった。前に僚馬を見る形で、最後までしっかりと集中力を保った状態。全体は55秒7と目立たないが、時計以上の力強さを漂わせた。
騎乗した荒木助手は「予定通りです。昔は引っかかっていたけど、操作性が上がっています。メンタルの成長を感じられますね」と手応えを口にする。先週の坂路では49秒1と破格の時計を出しており、状態面も申し分ない。「1200メートルでも甘くなるような馬で、(直線競馬の)適性があったと思います。歩様も冬より夏の方が柔らかみがありますしね」と同助手。重賞初制覇を飾り、新境地を切り開く。