【新潟2歳S】森秀行調教師&岩田康誠騎手 絶好調コンビが藤田晋氏所有馬をデビュー連勝でタイトル導く

シンフォーエバーが無傷2連勝での重賞Vを狙う
シンフォーエバーが無傷2連勝での重賞Vを狙う

◆第44回新潟2歳S・G3(8月25日、新潟競馬場・芝1600メートル)

 第44回新潟2歳S・G3(25日、新潟)で、「ウマ娘」でおなじみの藤田晋氏が所有するシンフォーエバーが出走する。森秀行調教師(65)=栗東=は今夏の新潟で新馬戦5戦全勝、鞍上の岩田康誠騎手(50)=同・フリー=は先週の札幌記念をノースブリッジで勝利。絶好調コンビがデビュー2連勝でのタイトル奪取に挑む。

 今夏の新潟のトピックといえば、森秀厩舎の快進撃だ。先週まで夏の新潟開催はのべ16頭の出走で9勝の大暴れ。特に2歳新馬は3月の米国・OBSマーチセールで購買した5頭を送り込み、その全てで勝利を収めた。快挙というしかない。

 シンフォーエバーは3日の初陣を逃げ切った。清水亮助手は「押し出される形だったけど、道中は折り合っていた。瞬発力や切れ味も見せてくれたし、100点ですね」と評価。この中間も18日に栗東・坂路で54秒6―12秒6を出し、順調に調整が進んでいる。「(一度使って)気が入るかと思ったが、乗りやすくて動きもよかった。十分に仕上がっている」と感触は上々だ。

 大きなフットワークは、非凡な素質を感じさせる。父コンプレキシティは米国のダートG1を勝っているが、前走はラスト2ハロン目に10秒7を計測。軽い芝への適性も証明した。「前走と同じコースなのはいいと思う。ゴール板を見る余裕もあった」と同助手。本気で走っていないなかでの内容なら、重賞でも通用していい。

 藤田オーナーも、2歳世代で新馬戦3勝と好調。しかも鞍上の岩田康は先週の札幌記念を勝利しており、絶好調のチームだ。残暑の越後路をさっそうと駆け抜け、タイトルを手にする。(山下 優)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル