◆第58回東京盃・Jpn2(10月3日、大井競馬場・ダート1200メートル、良)=1着馬にJBCスプリント(11月4日、佐賀)への優先出走権
ダートのスピード自慢14頭(JRA5、南関東8、兵庫1)によって争われ、4番人気で横山典弘騎手が騎乗したJRAのチカッパ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎、父リアルスティール)がV。道中は先団を見る形で最内を追走。直線で馬場の真ん中に持ち出すと、馬群を抜けて差し切った。勝ちタイムは1分11秒3。3歳馬の勝利は2005年アグネスジェダイ以来、19年ぶり。
前走の北海道スプリントカップに続く重賞連勝で、古馬と初対戦で見事に結果を出した。これで1200メートル戦は5戦4勝となった。横山典騎手は1996年のトキオクラフティ以来28年ぶりの勝利となった。
2着は8番人気で大井のマックス(御神本訓史騎手)、3着は3番人気でJRAのシャマル(川須栄彦騎手)が入った。
御神本訓史騎手(マックス=2着)「攻めた調整でも2キロ増の体重で出走できたのはプラス。2着続きなので、どこかでタイトルを獲らせてあげたい」
川須栄彦騎手(シャマル=3着)「返し馬から十分戦える仕上がりと感じた。久々の1200メートルと別定58キロだったが、やりたい競馬はできた」
吉原寛人騎手(エンテレケイア=4着)「前回より仕上がりは良かったし、切れのいい走りをしてくれた」
戸崎圭太騎手(クロジシジョー=5着)「前半は前に行けなかったが、その後はリズム良く走れた。外を回った差が出たかな」
笹川翼騎手(イグナイター=6着)「休み明け初戦とあって、いつものファイトする感じがなかった」