メロディーレーンがドウデュース、セリフォスとともに栗東トレセンを退厩 森田調教師「小さくてかわいいからね」

メロディーレーンと森田調教師(カメラ・山下 優)
メロディーレーンと森田調教師(カメラ・山下 優)

 右前肢の負傷のため、引退が発表されたメロディーレーン(牝8歳、栗東・森田直行厩舎、父オルフェーヴル)が12月25日の朝、栗東トレセンの森田厩舎を退厩した。

 同馬はJRAの最少馬体重勝利記録(338キロ)を持つことで人気を博し、菊花賞で5着になるなど、小さな体で懸命に頑張る姿に多くのファンから愛された。

 馬運車が来る前、森田調教師ら関係者と記念撮影。馬房では青草を食み、元気な姿。最後に厩舎周りの散歩を終えると、立ち止まることなく、同じく現役生活を終えたドウデュースやセリフォスも乗っている馬運車に乗り込み、出発した。

 見送った森田調教師は「さみしいですね。小さくてかわいいからね。最初に会ったとき、極端に小さかった。新馬戦の装鞍所でも、他の調教師が見にきていた。牧場回りの時に、会いに行こうと思います」と感慨深そうに話した。今後は生まれ故郷である、北海道新ひだか町の岡田スタッドで繁殖牝馬になる予定。

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