大井の羽田盃&東京ダービー交流G1に格上げ 南関東3冠は全てJRA勢含めた頂上決戦に 

今年6月8日に行われた東京ダービーを制した船橋所属のカイル。来年からJRA勢も参戦可能だ
今年6月8日に行われた東京ダービーを制した船橋所属のカイル。来年からJRA勢も参戦可能だ

 JRA(日本中央競馬会)とNAR(地方競馬全国協会)は6月20日、東京都内のホテルで合同の記者会見を行い、羽田盃(1800メートル)と東京ダービー(2000メートル=以上、いずれも東京・大井競馬場)の3歳馬限定ダート重賞を交流G1(Jpn1)に格上げすると発表した。

 羽田盃と東京ダービーはいずれも南関東3冠レース。毎年7月に行われ、3冠ラストと位置づけられる交流G1ジャパンダートダービー(大井・2000メートル=今年は7月13日に開催)を加え、南関東3冠レースの全てにおいてJRA勢の参戦が可能となる。

 なお、この新しいレース体系の対象となる世代は来年の2歳馬からで、南関東3冠レースの全てが交流G1として実施されるのは2024年からとなる。

 また、24年の南関東3冠レースの実施時期について羽田盃は4月下旬、東京ダービーは6月下旬と今年とほぼ同時期に設定されたが、ジャパンダートダービーは10月下旬になった。

 1着賞金は羽田盃が3500万円から5000万円、東京ダービーは5000万円から1億円、ジャパンダートダービーは6000万円から7000万円にそれぞれ増額され、賞金的には東京ダービーが南関東3冠レースの最高峰となる。ジャパンダートダービーの名称については、東京ダービーとの混同を避けるため、変更予定とされた。

 一方、5月上旬に兵庫・園田競馬場で開催されている3歳馬限定のダート交流G2(Jpn2)兵庫チャンピオンシップの施行距離を24年から従来の1870メートルから1400メートルに変更することもこの日、合わせて発表された。

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