デアリングタクトの経験値…デインバランスVに杉山晴紀調教師「ポテンシャルに期待の遊びをもった仕上げ」…2歳新馬評価

 
 

 今週も新潟、小倉、札幌の3場開催。外厩では昨年の上位組が順当に勝ち星を伸ばし、チャンピオンヒルズが2勝、ノーザンファームしがらき、ノーザンファーム天栄が1勝を上積みした。

【8月27日・新潟6R、2歳新馬、芝1600メートル、良馬場=18頭立て】

◆デインバランス(牝、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア、母ナッシングバットドリームズ、母の父フランケル)476キロ、馬主=草間庸文、生産牧場=社台ファーム

【血統】エピファネイア牝馬と言えば、杉山晴紀厩舎所属の3冠牝馬デアリングタクトが代表。祖母のデインドリームは凱旋門賞など、G1・5勝と牝系も好スケール。

【レースVTR】道中5、6番手を追走し、直線は馬場の良くないインから一気に伸び、上がりNO1の末脚(3ハロン33秒4)で外から追い込むシロノクミキョクをゴール寸前でかわした。勝ち時計は1分37秒5。

【コメント】戸崎圭太騎手「初動は鈍かったけど、エンジンがかかってからしっかり伸びてくれた」

【将来性】★★★★ ※エピファネイア産駒のデアリングタクトを管理した経験をもつ杉山調教師は「初戦から追い込むと次にテンションが上がり切ってしまうので、遊びをもった仕上げで、ポテンシャルに期待という感じで臨みました。それでもしっかり勝ってくれました」と話した。

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

フライヤートゥルー◇27日新潟5R芝1800(大山ヒルズ)

デインバランス  ◇27日新潟6R芝1600(グリーンウッド・トレーニング)

スカパラダイス  ◇27日小倉5R芝2000(宇治田原優駿ステーブル)

ペリエール    ◇27日札幌5Rダ1700(ファンタストクラブ)

クロスライセンス ◇28日新潟5R芝1600(ノーザンファーム天栄)

エコロアイ    ◇28日新潟6Rダ1200(チャンピオンヒルズ)

コナコースト   ◇28日小倉5R芝1800(ノーザンファームしがらき)

バレリーナ    ◇28日小倉6R芝1200(チャンピオンヒルズ)

フォトンブルー  ◇28日札幌5R芝1800(ノーザンファーム空港)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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