【秋華賞展望】史上7頭目の牝馬3冠を目指すスターズオンアースが中心

秋華賞の登録馬。※騎手は想定
秋華賞の登録馬。※騎手は想定

 第27回秋華賞・G1が10月16日、阪神の芝2000メートルで行われる。

 史上7頭目の牝馬3冠を目指すスターズオンアース(牝3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が主力。オークス後初めてルメール騎手が手綱を執った1週前追い切りでは美浦のウッドチップ併せ馬でパートナーを2馬身半追走し、ストライドを伸ばしてラストでグイッと前に出た。活気十分で、先週から一変の走りに鞍上も「全然疲れておらず呼吸も乱れていなかった。3冠馬になったらすごくいい。自信を持って乗りたい」と手応えを語った。オークス後に両前脚の剥離(はくり)骨折が発覚したが、不安はなさそうだ。

 オークス2着のスタニングローズ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)は14キロ増で挑んだ秋初戦の紫苑Sを制し、ラスト1冠へ上々の滑り出し。1週前追い切りは栗東坂路で坂井瑠星騎手を背に坂路を53秒5ー11秒9と力強く伸びた。鞍上も「1回使って良くなっています」と手応えを感じている。高野調教師が勝負根性、底力を称賛する素材が、ここで春の悔しさを晴らす。

 前走のローズSで春の忘れな草賞以来の勝ち星を挙げたアートハウス(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)。レース後、川田将雅騎手が「春にうまくいかなかったところを改善しながら、まず結果を出せました」と成長ぶりを評価した。母パールコードが2着に終わった秋華賞でのリベンジへ、態勢は整いつつある。

 オークス3着以来のナミュール(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)、同5着のプレサージュリフト(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)、同9着のエリカヴィータ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)、ローズS3着エグランタイン(牝3歳、栗東・笹田和秀厩舎)、紫苑S2着サウンドビバーチェ(牝3歳、栗東・高柳大輔厩舎)、STV賞2着ウインエクレール(牝3歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、クイーンS10着から巻き返したいウォーターナビレラ(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎)、未勝利、カーネーションC、三面川特別と3連勝中のストーリア(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)にも警戒。(大上 賢一郎)

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