藤井勘一郎騎手が落馬負傷後初めて栗東トレセンを訪問「いろんな方と会えて良かった」

復帰に向けて笑顔で現況を報告した藤井(カメラ・水納 愛美)
復帰に向けて笑顔で現況を報告した藤井(カメラ・水納 愛美)

 昨年4月16日の福島8Rで落馬し、第4胸椎脱臼骨折の大けがを負った藤井勘一郎騎手=栗東・フリー=が2月21日、負傷後初めて栗東トレセンに姿を見せた。

 約10か月ぶりの訪問に、「早く戻ってきたい気持ちがあった。今日、帰ってこられて良かった」と喜びもひとしお。この日の栗東は吹雪で「選んだ日がこんな天候になった」と苦笑しつつも「いろんな方と会えて良かったです」と仲間との時間を満喫した。

 現在は、奈良県内の施設で毎日リハビリに励んでいるという。車椅子での生活については「電車に乗ったり車を運転したりするのがこんなに大変なんだと思いました」と吐露。「たくさんの方にサポートしてもらってうれしいです。想像できなかったぐらいで、今の自分の力になっています。トレセンにはもっと頻繁に顔を出したいですね」と明るい笑顔を見せた。

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