◆第90回日本ダービー・G1(5月28日、東京競馬場・芝2400メートル)
オークスのリバティアイランドは強い勝ち方でした。多少力んでるようには見えましたけど、しっかりポジションを取れていたし、初距離であの競馬ができたのは収穫でしょう。牝馬は完全に1強になりました。
牡馬も1強ムードは漂っていますが、牝馬ほど飛び抜けてはいません。それでも、ダービーの◎はソールオリエンスにします。脚力があるのはもちろんですが、なにより東京替わりは大幅プラス。レースを見ててまだかなり緩い印象があるので、東京みたいにコーナーが緩く直線で態勢が整ってから追えるコースが、現状は最も合っています。3冠馬3頭を輩出した3枠5番という枠も最高と言っていいでしょう。まだ、現状では偉大な名馬たちとは比べられませんが、ここの結果次第で楽しみになってきますね。
○はファントムシーフ。皐月賞は落鉄をしていたようですが、あの重馬場ではかなりの不利になります。それでも3番手まできたのは能力の高さゆえ。見た目も素晴らしいですよね。見栄えする筋肉の質をしています。おそらく、乗り味もソールオリエンスよりいいのではないでしょうか。展開次第では、逆転も十分可能だと思います。
3番手はタスティエーラです。超ハイペースの皐月賞を前づけして2着。もう2列後ろだったらどうなっていたのかな、と思わせてくれるような内容でした。ここでも面白い存在になりそうです。(船橋競馬所属騎手)
【森泰斗騎手の印】
◎(5)ソールオリエンス
○(14)ファントムシーフ
▲(12)タスティエーラ
★(2)スキルヴィング
△(4)トップナイフ
△(18)サトノグランツ
△(1)ベラジオオペラ