6月3日の阪神5R・2歳新馬(芝1600メートル=5頭立て)は、ルメール騎手騎乗のテラメリタ(牝、栗東・須貝尚介厩舎)が逃げ切り、2歳一番星を挙げた。新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒も初勝利となった。勝ち時計は1分36秒5(稍重)。
ゲート入りをごねたが、スタートは問題なく決め、先手を確保。直線半ばから後続をさらに突き放し、3馬身半差で快勝した。近親に皐月賞馬キャプテントゥーレなどがいる良血が上々のスタートを切った。
吉田照哉・社台ファーム代表(ブリックスアンドモルタルを種牡馬として導入)「うれしかったですね。競走成績が完璧な馬だった。種牡馬の権利を購入してから、すごい成績を挙げた馬。古馬になって走ったから、2歳で産駒が走れば相当なレベルと思っていたらこの結果。(産駒に)乗っている牧場の人はサンデーサイレンスの再来と言っているし、今日はそのへんりんを見せてくれた。楽しみですね」